この記事を見れば、鉢植えカンキツ・レモン栽培の始め方・収穫までの道のりがイメージできるはず!!
まずはカンキツ・レモンについてざっくり知りたい人はこの記事を見てみてね!


カンキツ類は自由に栽培してもある程度はきれいな形にまとまるから、仕立て方はそこまで意識しなくていいと思うよ。
「しっかり仕立て方を意識したい!」場合はこの記事で紹介している「開心自然形」を意識するとGOOD!


植え付け時期は春植えがおススメ。
地域にもよるけれど3月中旬~4月上旬ごろかな。
植え付け適期前の冬季にポット苗木を調達した場合はポットに入ったまま培養土の入った鉢へ仮植えしておくと、比較的安全に越冬させることができるよ。この記事でもそうしているね。

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まずは二重鉢からポット苗木を取り出します。

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つづいて、ポット鉢から苗木を取り出し、ポットの形に整形されている植穴へ苗木を植え戻します。
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そのままでは苗木が大きすぎるため、苗木を切り返えせば、植え付け作業完了です。

別の植え付け記事もあるからよければこっちの記事も見てみてね!

栽培管理について詳しくはこれから紹介するけれど、そのまえに気を付けたい害虫たちについて予習しておこう!



肥料管理については使用する肥料の取扱説明書を見ながら、木の様子と相談して決めましょう。
①開花


カンキツ・レモンはとても可憐な白い花が咲くよ。
見た目も美しいし、香りもとても爽やか。
1本あるだけでベランダやお庭が華やかになるね。
②摘果


開花後しばらくすると、果実が着き始めるね。
カンキツ・レモンには生理落果と呼ばれる現象があるから、生理落果が落ち着いてから摘果を行う方が無難なんだけど・・・
鉢植えカンキツ・レモンでは養分の浪費を可能な限り抑えたいから、幼果の段階で見込みのない果実は間引いてしまおう。
↓みたいなやつ!


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必要に応じて夏の追肥を行おう。
詳しくはこちらの記事をチェック!
③夏枝・秋枝管理
摘果が終わったらあとは枝管理!
カンキツ・レモンには「春枝」・「夏枝」・「秋枝」の3種類があるんだ。
特に大切にしたいのは「春枝」だよ!

●春枝:春(4月~5月)に伸びる枝。
充実した枝になりやすく果実もなりやすい。優先的に残したい枝。
●夏枝:初夏(6月~7月)に伸びる枝。 樹形を乱しやすい。
徒長しやすく充実した枝になりにくい。
ミカンハモグリガの被害も受けやすいため優先して切り取る。
●秋枝:秋(9月~10月)に伸びる枝。 樹形を乱しやすい。
気温が下がり始める時期に発生するため充実した枝になりにくい。
夏枝と同じくミカンハモグリガの被害を受けやすいため優先して切り取る。
作業時期の目安はこんな感じ!
パターン①「夏枝・秋枝が発生したら、都度行う」
●夏枝:初夏(6月~7月)
●秋枝:秋(9月~10月)
ごろに発生するため、夏・秋にそれぞれ切り取る。
パターン②「夏枝・秋枝をまとめて秋に切り取る」
秋枝が発生する9月~10月までまってからあわせて作業する。
手間がかかりにくく、気軽に行える。
※見本樹はパターン②で作業を行っています。
作業自体はとてもシンプル!
こんな感じ!


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かなりすっきりしたね!
「夏枝」・「秋枝」はあまり良い枝にならないし、樹形を乱しやすいから
作業前後を見比べると「夏枝」・「秋枝」が樹形を乱しやすい。っていうことがイメージしやすいんじゃないかな?

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一応、個別の記事もあるからよければ見てみてね。

レモンでは枝にとげが発生していることもあるね。
危ないから見つけ次第、取ってしまおう!


果実が着いている場合はだいぶカンキツ・レモンらしくなってきているはず!
必要に応じて秋の追肥も行おう。
④収穫前の様子


冬が近づくにつれ果実が少しずつ色づいてくるよ。
収穫が待ち遠しいね!
⑤収穫




品種ごとの収穫適期になったらいよいよ収穫!
ベランダでも収穫まで楽しめるのは鉢植え栽培ならでは!
ということで、この記事ではカンキツの植え付け~初収穫までの管理について簡単にご紹介しました!
ミニチュアカンキツについての記事もあるからよければ見てみてね!
