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ポット苗木の越冬にも「二重鉢」

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今回は鉢植え果樹栽培のちょっとした裏技・小技「二重鉢を活用したポット苗木の越冬」についてざっくり語っていくよ。

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二重鉢とは?

名前の通り、植物が植わっている鉢を鉢のまま、より大きな鉢に入れて二重にすることだよ。

鉢と鉢の間に軽石などの詰め物をすることが多いね。

こんな感じ!!

二重鉢(鉢すき間の緩衝材:鉢底石の場合)

二重鉢の効果

お手軽ながら、効果絶大!

●鉢内部が高温になりすぎるのを防ぐ

●鉢内部が低温になりすぎるのを防ぐ

●水はけの向上

※鉢と鉢の間に鉢底石を使用した場合

●水持ちの向上

※鉢と鉢の間に培養土を使用した場合

●通気性の向上

※鉢と鉢の間に鉢底石を使用した場合

色々なメリットがあるけれどポット苗木の越冬の場合、

ポット苗木をポットのまま鉢に植え付けることで鉢内部の保温効果向上が見込めるよ。

緩衝材に「プチプチ」を使う方法もあるけれどポット鉢の場合は培養土の方がいいかな。

詳しくはこの記事を見てみてね。

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そもそもポット苗木とは?

主に育苗ポットで出回っている苗です。

「植え替えるときに容器から簡単に取り出せるため根が傷む心配がない」

「コンパクト」

なため取り扱いやすい苗です。

ブルーベリーやカンキツ・レモンで多い苗ですが、ホームセンターでは様々な品目が手に入ります。

ブルーベリーのポット苗木

ポット苗木 二重鉢の方法

ポットのまま、植え付け予定の鉢に植え付けるだけです。

ポットごと鉢に植え付けることで「鉢内部の保温効果」が向上します。

ポットのまま植木鉢に仮植え

二重鉢は果樹にとっての「鉢・土の重ね着」!

寒くなったら服を重ね着するよね。

それと一緒!

近所のおっちゃん

ポットから取り出して植え付けても良くないか?

その方が「春にポットから苗木を取り出す手間」が省けていいじゃろ?

と思うでしょ?

あくまでも個人的な意見なんだけど、「ポット苗木の二重鉢 越冬」には理由があるんだ。

(実は九州などの暖かい地域であれば、そのまま植え付けてしまってもなんとかなるかな?とは思っているよ)

「ポットから取り出して植え付けせず、ポットのまま仮植えをしている」理由

①冬の植え替えは低温により根が障害を受ける恐れがある。

ポット苗木の植え付け作業は言い換えれば、「ポットから根をむき出しにして、新しい土になじませる」ということになります。

木にとっては大きな負担となる作業です。

できれば少しでも根の負担が少ない時期(11月、3月等)に行いたい作業です。

②ポットのままでは越冬するには土の量が少ない。

ポットのままではあまりに土の量が少なく、寒さの影響をとても受けやすいです。

このままでは越冬が不安です。

①、②のことを検討した結果、「根へのストレスを抑えて、とりあえず防寒目的の鉢増しがしたい」という考えに至りました。

結果、ポットのままとりあえず仮植えしてしまう「二重鉢」に落ち着いたんだ。

近所のおっちゃん

なるほど。

ポット苗木を培養土で二重鉢にすると、「鉢内部の水持ちがよくなること」+「冬は水やり頻度が少ない」ことから、水やり頻度を気持ち少なめにすることが大切です。

いつもの感覚で水やりをしていると、水のやりすぎになってしまいます。

ポットごと植え付けた後、無事越冬できたら春植え適期にポットから取り出し、鉢に植え戻します。

苗木のせん定をしたい場合は、春植えし直すときに合わせて作業するのが良いでしょう。

ポット苗木 「二重鉢越冬」後の植え付け 今回は「二重鉢を活用して越冬させたポット苗木の植え付け」についてざっくり語っていくよ。 「二重鉢による越冬」についてはこの記事...

ざっくり言ってしまうと、こんな感じ!!

今回は「二重鉢を活用したポット苗木の越冬」についてご紹介しました。