レモン品種紹介「璃の香(りのか)」


今回はレモンの品種「璃の香(りのか)」について語っていくよ!
璃の香(りのか) 品種概要


国産レモンの顔となるべく、2014年に発表された品種だよ。
「病気に強い」
「収穫量が多い」
「果皮が薄く、種も少ない」「寒さに強い」
と正直、欠点がほとんどないんだ。
リスボンレモン×ヒュウガナツの交配品種のため、厳密にはカンキツ交雑種に分類されるけれど、外観がレモンに近いため、レモンとして取り扱われているよ。
璃の香(りのか)おススメポイント
病気に強い・収穫量が多い・寒さに強い
つまり、
栽培しやすい!

レモン栽培で大きな問題となる「かいよう病」
璃の香(りのか) はかいよう病に強い「日向夏(ヒュウガナツ)」を親に持つため、かいよう病耐性があるんだ。
これは栽培上、とても大きなメリット!
収穫量が多いことは説明不要なメリットだよね。
そして、寒さに強いこともポイント高め!
レモンは一般的にー3℃を下回る地域では栽培が難しいとされるけれど、
璃の香(りのか) は耐寒性が高いから、さらに寒い地域でも栽培可能。
気象条件を理由に、栽培を諦めなくてもよくなるかも!
皮が薄く、果肉歩合が多い
つまり、
果汁が多く、ジューシー!

一般的なレモンの果重が100g前後
璃の香(りのか)は平均果重が200g前後
と単純に大果なんだけど、
さらに、一般的なレモンと比べて皮がとても薄いから想像以上に果肉量が多く、果汁も豊富。
果汁を絞ることが主な利用シーンであるレモンにとって、これはとても魅力的だと思うよ!
レモンとカンキツの香り成分を併せ持つ

璃の香(りのか)はリスボンレモン×ヒュウガナツの交配品種。
つまり、レモンとカンキツのハイブリッド品種なんだ。
そのため、レモンの香りに加え、カンキツ系の香り成分であるシトロネラールを持っていて、今までのレモンにはないレモンのすっきりした風味とカンキツの華やかな風味を併せ持つ面白さがあるよ。
璃の香(りのか)の特徴的な香り成分は、スダチやカボスといった和カンキツと共通するものらしくて、和食との相性も良いから、活躍できるシーンは一般的なレモンよりも多いかもね。

ということで、今回は「レモンの璃の香(りのか)」についてお話ししました。
鉢植えカンキツ・レモンの栽培まとめもあるから、みてみてね!
