ブドウ

鉢植えブドウ栽培 芽かきについて

yakumokaju

今回は「鉢植えブドウ(あんどん仕立て) 植え付け後の芽かき」について語っていくよ。

鉢植えブドウ栽培(あんどん仕立て)のまとめ記事は↓の記事を見てみてね。

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鉢植えブドウ栽培 あんどん仕立て【仕立て方ガイド】
鉢植えブドウ栽培 あんどん仕立て【仕立て方ガイド】

この記事はYoutube「果樹栽培ch」と連動しています。

動画の方が作業の雰囲気は伝わりやすいかもしれません。

1

芽かきとは

芽をかき取ることで、苗木に貯蔵された養分を、少ない芽に集中させる作業だよ。

↓↓のイラストのイメージだね。

芽かきをしない場合の貯蔵養分のイメージ
芽かきをした場合の貯蔵養分のイメージ

芽をかき取ることことで、苗木に貯蔵された養分を少ない芽に集中させるできるよ。

結果、しっかりした枝に成長しやすい!

養分を少ない枝に集中させることはとても大切。

中途半端に成長した枝は結局、夏枝管理や冬のせん定で取ってしまうからね。

2

芽かきの作業時期

①芽かき(1回目):5月上旬ごろ

苗木から芽が概ね発芽したとき(芽の良し悪しが見えてきたとき)

②芽かき(2回目):5月中旬ごろ

葉っぱが6~10枚程度展葉したとき(枝の良し悪しが見えてきたとき)

時期というよりはブドウの生育速度にあわせて、作業していく感じ!

3

芽かき(1回目):5月上旬ごろ

植え付け後、しばらくして発芽した苗木
生育の悪い芽①
生育の悪い芽②

5つの芽が発芽しているけれど、最終的に育成する枝は1本。

芽の良し悪しが判断できるようになったら、悪い芽を間引いていこう。

芽を間引く

ブドウの芽は手で簡単にポロっと取ることができるよ。

つまり、育成していく芽も丁寧に扱わないと成長途中で取れやすいってこと。要注意!

いきなり1本の枝だけにしないこと。

枝が折れてしまうと替えがきかなくなるため、予備の枝を2本程度残しておくと安全。

4

芽かき(2回目):5月中旬ごろ

1回目の芽かき後、しばらく経った苗木

枝の良し悪しが判断付くようになったら、2回目の芽かきで枝を1本に選抜しよう。

今回はこの枝を育成する

育成する枝を決めたら、「枝がまっすぐ伸びるように」・「枝が折れないように」支柱に誘引しよう。

ポイントは育成する枝が、無事に支柱に固定できてから、残りの枝を切除すること!

ブドウの枝は想像以上に根元が脆いからね。

慎重に枝を支柱に固定

伸ばしていく枝が支柱に固定できてから、残りの枝を切除すること。

枝の誘引時に枝が根元から折れてしまうことがあります。

枝を1本にしてから、枝の誘引で折れてしまうと替えがききません。

誘引できたら、他の枝を切除

ということで今回は「鉢植えブドウ(あんどん仕立て) 植え付け後の芽かき」についてご紹介しました。

次の作業は5月~6月の枝管理!

次の作業はこちら
鉢植えブドウ栽培(植え付け1年目) 5月~6月の管理
鉢植えブドウ栽培(植え付け1年目) 5月~6月の管理

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やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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