ブドウ

鉢植えブドウ栽培(植え付け1年目) 5月~6月の管理

yakumokaju

今回は「あんどん仕立ての鉢植えブドウ(植え付け1年目) 5月~6月の管理」について語っていくよ。

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この記事はYoutube「果樹栽培ch」と連動しています。

動画の方が作業の雰囲気は伝わりやすいかもしれません。

1

5月~6月の管理

5月~6月の管理は大きく3つです。

① 誘引

② 巻きひげの切除

③ 追肥

2

誘引について

誘引とは

植物の枝を支柱などに結びつけて、固定することです。

誘引することで、枝を伸ばしたい方向へと導き、植物の形を整えることができます。

放っておいても思った方向に枝は成長しません。誘引で枝を狙った場所へ導いてあげましょう。

「こまめに」・「無理なく」誘引を行い、少しずつ誘引を進めるのが、失敗しにくいコツです。

誘引作業は5月~6月だけの作業ではなく、枝の成長にあわせて、継続して行います。

放っていても、ブドウは思ったようには成長しないから、必ず誘引作業を行おう!

こまめに誘引することが大切

あんどん仕立ての場合、植え付け1年目は枝をまっすぐ上に伸ばすだけ!

こまめに誘引しよう。

合言葉は「こまめに」・「無理なく」・「少しずつ」!

あんどん仕立ての育成イメージ

3

巻きひげの切除

巻きひげとは

つるの一種。近くの物に巻き付き植物の体を支える器官。

最初は柔らかいため、取り除くのは簡単だが、放っておくと太く・硬く成長する。

基本的にブドウ栽培では、巻きひげは残していても良いことがないため、見つけ次第切除する。

巻きひげの切除は5月~6月だけの作業ではなく、枝の成長にあわせて、継続して行います。

枝から発生した巻きひげ
巻きひげは切除

巻きひげは栽培に不要なので取ってしまおう!

巻きひげ切除の理由は下のとおり!

①養分の浪費

巻きひげは多くの養分を消費します。

切除する部位に養分を浪費されるのは無駄となります。

②成長後は取り除くのが大変

最初はかわいいものですが、成長した巻きひげは力強く支柱などに巻き付き木質化していきます。

そうなると除去も一苦労です。

③病原菌の温床となる

支柱に残った巻きひげに病原菌が住み着き、越冬源となることがあります。

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追肥について

鉢植え栽培では養分の流亡(養分から鉢から流れ落ちていくこと)が起きやすいため、定期的に肥料を与える必要があります。

植え付け時に与えた肥料は残っていると思いますが、植え付け1年目は枝をしっかり伸ばしたいので、追肥を行います。

ポイント

●追肥タイミング:5月~6月

●肥料の種類:緩効性肥料

●肥料の量:植木鉢の体積・肥料の種類によって条件が変わるため、各肥料のパッケージに記載の使用量参照。

肥料は緩効性の肥料であれば、なんでもいいよ。

僕はマイガーデンベジフルを使うことが多いかな。

ということで今回は「あんどん仕立ての鉢植えブドウ(植え付け1年目) 5月~6月の管理」についてご紹介しました。

次の作業は夏の管理!

次の作業はこちら
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やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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