鉢植えブドウ栽培(植え付け1年目) 夏の管理


今回は「あんどん仕立ての鉢植えブドウ(植え付け1年目) 夏の管理」について語っていくよ。
鉢植えブドウ栽培(あんどん仕立て)のまとめ記事は↓の記事を見てみてね。

夏の管理①:追肥
鉢植え栽培では養分の流亡(養分から鉢から流れ落ちていくこと)が起きやすいため、定期的に肥料を与える必要があります。
5月~6月に与えた肥料は残っていると思いますが、植え付け1年目は枝をしっかり伸ばしたいので、追肥を行います。

肥料は緩効性の肥料であれば、なんでもいいよ。
僕はマイガーデンベジフルを使うことが多いかな。
夏の管理②:夏枝管理(摘芯・副梢)
摘芯とは
枝の先端を切除し、先端の成長を止めることです。
自由に枝を伸ばし続けていては、枝は伸びるばかりで充実(太くしっかり)していきません。
枝の先端(生長点)を除去することで枝の伸長ではなく、枝の充実に養分を回すことができます。
※長く伸ばしていても、充実していない箇所は冬のせん定で切ってしまいます。摘芯を行い、枝の充実に養分を回した方が効率的です。

あんどん仕立ての育成イメージは↓↓
リング状にするのに必要な長さ以上に枝を伸ばす必要はないよ。
予定していた長さまで成長したら摘芯を行い、枝の充実を図ろう!






摘芯する位置は、植えつけている植木鉢の大きさによって変わるよ。
10号鉢の場合は、地上から160㎝くらいの高さの位置で摘芯かな。
10号鉢で160㎝程度の枝を仕立てると↓↓みたいにできるよ。



あんどん仕立ての完成形の大きさから逆算して、枝が何㎝必要かを計算してみよう。
摘芯の位置は植え付け容器の大きさで変わるから、一つの参考程度に考えてね。
副梢とは
葉の付け根の脇芽から伸びた枝。
ブドウ栽培では副梢の管理が重要になります。
副梢が発生してきたら、【葉っぱ1~2枚残し】で切除します。




副梢管理は1~2葉残しが基本!
葉を1枚も残さないと、幹としてまっすぐ伸ばしている枝から来年分の芽が発芽してしまうんだ。
つまり、来年の芽数が減るよ。
↓↓みたいなイメージ!


ということで今回は「あんどん仕立ての鉢植えブドウ(植え付け1年目) 夏の管理」についてご紹介しました。
次の作業はいよいよリング支柱への誘引!

ブドウ栽培ガイド
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