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鉢植えブドウ栽培(植え付け1年目) 夏の管理

yakumokaju

今回は「あんどん仕立ての鉢植えブドウ(植え付け1年目) 夏の管理」について語っていくよ。

鉢植えブドウ栽培(あんどん仕立て)のまとめ記事は↓の記事を見てみてね。

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この記事はYoutube「果樹栽培ch」と連動しています。

動画の方が作業の雰囲気は伝わりやすいかもしれません。

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夏の管理①:追肥

鉢植え栽培では養分の流亡(養分から鉢から流れ落ちていくこと)が起きやすいため、定期的に肥料を与える必要があります。

5月~6月に与えた肥料は残っていると思いますが、植え付け1年目は枝をしっかり伸ばしたいので、追肥を行います。

ポイント

●追肥タイミング:7月~8月

●肥料の種類:緩効性肥料

●肥料の量:植木鉢の体積・肥料の種類によって条件が変わるため、各肥料のパッケージに記載の使用量参照。

植え付け1年目、夏以降は基本的に追肥を行いません。

これ以降も肥料を効かせると、秋以降も枝がだらだらと伸び続け、枝が充実しにくくなるためです。

肥料は緩効性の肥料であれば、なんでもいいよ。

僕はマイガーデンベジフルを使うことが多いかな。

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夏の管理②:夏枝管理(摘芯・副梢)

摘芯とは

枝の先端を切除し、先端の成長を止めることです。

自由に枝を伸ばし続けていては、枝は伸びるばかりで充実(太くしっかり)していきません。

枝の先端(生長点)を除去することで枝の伸長ではなく、枝の充実に養分を回すことができます。

※長く伸ばしていても、充実していない箇所は冬のせん定で切ってしまいます。摘芯を行い、枝の充実に養分を回した方が効率的です。

あんどん仕立ての育成イメージは↓↓

リング状にするのに必要な長さ以上に枝を伸ばす必要はないよ。

予定していた長さまで成長したら摘芯を行い、枝の充実を図ろう!

植え付け1年目 夏の様子

地上から160㎝くらいの高さで摘芯

摘芯する位置は、植えつけている植木鉢の大きさによって変わるよ。

10号鉢の場合は、地上から160㎝くらいの高さの位置で摘芯かな。

10号鉢で160㎝程度の枝を仕立てると↓↓みたいにできるよ。

あんどん仕立ての完成形の大きさから逆算して、枝が何㎝必要かを計算してみよう。

摘芯の位置は植え付け容器の大きさで変わるから、一つの参考程度に考えてね。

副梢とは

葉の付け根の脇芽から伸びた枝

ブドウ栽培では副梢の管理が重要になります。

副梢が発生してきたら、【葉っぱ1~2枚残し】で切除します。

わずかに副梢が伸びている(作業例)

副梢は1枚残して・・・
切除!

副梢管理は1~2葉残しが基本!

葉を1枚も残さないと、幹としてまっすぐ伸ばしている枝から来年分の芽が発芽してしまうんだ。

つまり、来年の芽数が減るよ。

↓↓みたいなイメージ!

仮に副梢の葉っぱ残さずに切除すると、元の枝の芽が発芽してしまう。

葉を残さずに切ると、来年分の芽が発芽してしまい、来年発芽する芽が無くなってしまいます。

ということで今回は「あんどん仕立ての鉢植えブドウ(植え付け1年目) 夏の管理」についてご紹介しました。

次の作業はいよいよリング支柱への誘引!

次の作業はこちら
鉢植えブドウ栽培(植え付け1年目) リング支柱への誘引!
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やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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