鉢植えブドウ栽培 あんどん仕立て【仕立て方ガイド】


「あんどん仕立て」は鉢植えでコンパクト・お手軽に栽培できる仕立て方です。
ベランダや軒下などのスペースでも栽培可能なため、家庭ブドウ栽培でおススメしています。
各作業について、個別記事にてまとめていますので、必要な個所を都度ご覧ください。
※動画でも紹介しています。動画の方が作業の雰囲気など分かりやすいかもしれません。
植え付け

植え付け1年目の管理
あんどん仕立ての育成方法は
【植え付け1年目は1本の枝をまっすぐ上に伸ばすだけ】
基本的にこれだけです。
栽培管理のポイントは下記のとおりです。
①・②芽かき(1・2回目)
植え付け後、最初の重要作業が「芽かき」です。
この作業の有無で成長速度に大きな差が生まれます。


③追肥・巻きひげの除去(5・6月の管理)
5-6月になると枝の成長速度も加速してきます。
追肥や巻きひげ除去を行い、枝をまっすぐ上に伸ばしていきましょう。

④追肥・副梢管理・摘芯(6・7月の管理)
7月になれば、かなり枝も伸びているはず。
ちょうどよい位置で枝を摘芯し、発生した副梢を管理&追肥することで枝を太らせていきましょう。

⑤誘引(2月下旬~3月中旬)
植え付け1年目に育成した枝をリング支柱に誘引していきます。
この誘引作業であんどん仕立ての骨格が完成します。

植え付け2年目の管理
植え付け1年目に木の骨格が完成しているため、植え付け2年目の枝管理は
【木の骨格から発生した枝をリング支柱に誘引していく】
基本的にこれだけです。
栽培管理のポイントは下記のとおりです。

①芽かき(芽がおおむね発芽したとき)
植え付け1年目同様、発芽後の芽かきで余分な芽を間引きます。
「やる」と「やらない」で生育に大きな差が生まれます。

②枝の管理(枝の生育にあわせて随時)
定期的に枝を支柱に誘引&副梢管理することで、コンパクトに仕立てていきましょう。
(着果しても・着果しなくても枝管理の基本は一緒です。)

③せん定(12月下旬~2月下旬)
せん定は必須作業です。
せん定でしっかり枝の整理を行って、3年目も美しい樹形を維持しましょう。

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