収穫後の管理(せん定・根切り)
おっちゃん!
自分で栽培したイチジクはどうだった?
美味かったわ!
母ちゃんもめっちゃ喜んでくれたしな!
家で完熟イチジクがとれるってええなぁ!
母ちゃんに来年もよろしくって頼まれたわ!
それなら良かった!
じゃあ、来年以降もお家でイチジク栽培を楽しむための作業をやっていこうか!
頼むわ!
せん定
せん定かぁ・・・
せん定ってよく分からんのよなぁ。
おっちゃん、安心して!
片側一文字仕立てのせん定はすごいシンプルだから!
木の骨格から発生した枝を1芽から2芽残しで切り返す
これだけ!




ほんまにこれだけ?
これだけ!
このシンプルさも片側一文字仕立ての魅力だね。
せん定のポイント
①作業適期:2月下旬~3月上旬
冬の休眠期であればせん定は可能ですが、植え付け容器の小さなプランターイチジクは気温の影響を受けやすいため、厳寒期以降の2月下旬~3月上旬にせん定するのが無難です。
※温暖な地域では厳寒期を気にされず、落葉1か月後~3月上旬の期間内で作業OKです。
②せん定基準
枝数を維持したい場合は1芽残し
枝数を増やしたい・発芽が不安な場合は2芽残しとしましょう
根切り
最後は根切りについて!
根切りも超重要作業だよ!
根切りってなんぞ?
文字通り「根っこを切る作業」!
鉢植え・プランター栽培では1~2年に1回、根切りをしないと木が衰弱していくんだ。
根切りについて
■作業適期:3月上旬
地域差はありますが、春前の根っこが活動を開始する前が作業適期です。
適期以外の作業はイチジクへの負担が強いため、避けてください。
■目的:「新しい根っこが伸びるスペースを確保する」
植木鉢・プランター内で伸びた根っこは自然消滅しません。そして、植え付け容器の体積には限りがあります。つまり、「古い根っこを整理していかないと、いつか新しい根っこが生長するスペースが無くなる」ということです。
新しく根っこが成長できなくなった果樹は急速に弱っていきますので、鉢植え・プランター栽培では定期的(1~2年)に「根切り」で根っこの整理を行う必要があります。
↓↓こんな感じでプランターからイチジクを取り出し、根っこを切っていくよ。
根っこを切る量は1/3~1/4くらいかな。



けっこうバッサリ行くんやな。
そうだね。
こうやって、新しく根っこが成長できるスペースを確保し続けることがプランター栽培では大切なんだ。
まぁ、作業適期だからできることだよね。
適期以外でこの作業をしたら、ダメだよ。
了解や!
根っこを切ったら、プランターへ植え戻せばOK!
大きさを維持したい場合は同じプランターへ。
より木を大きくしたい場合、木の活力を取り戻したい場合は、より大きなプランターへ植えていこう。


これにて栽培管理の話はおしまい!
おわりに
おっちゃん。
初めてのイチジク栽培はどうだった?
想像以上にお手軽で楽しく栽培できたわ!
まさかここまでコンパクトにイチジク栽培できるとは思わなかったしな。
11Lの小型プランター&片側一文字仕立てだからできることだよね。
品種もよるけど、11Lのプランターで10個~15個くらい収穫できるかな?って感じ!
もっとたくさん収穫したいってなったら、
根切りとあわえて、より大きなプランターへ植え替えていけばOKだよ!
↓【11Lプランターから20Lプランターへの植え替え】



好みの大きさと収穫量のバランスを探してみるのも面白いかも!
今回は植え付け~初収穫までを紹介したけれどイチジク栽培は始まったばかり!
これからもしっかり管理していこうね。 おっちゃん!
せやな! これからもよろしく頼むわ!