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鉢植え・プランター果樹必見! 鉢増し・根切りについて

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今回は鉢植え・プランター果樹 必須作業「鉢増し・根切り」についてざっくり語っていくよ

そもそも鉢増し・根切りって必要?

A:必要です。

根は毎年新たに発生します。

すると、鉢内のスペースは古い根で埋まっていきます。

結果、新しい根が伸びるスペースが少なくなり木がどんどん弱っていきます。

鉢の大きさにもよりますが、10号鉢を基準に考えると2~3年で根が鉢全体に回っていきます。

10号鉢より小さい鉢では毎年鉢増しまたは根切りを実施すべきです。

毎年新しく発生する若い根(新根と言います。)が養分を効率よく吸収します。

古い根は次第に機能が落ちていくため、鉢内部に古い根が増えることは木の衰弱を招きます。

鉢植え・プランター果樹では鉢増し・根切りが必須作業!

鉢増しってなに?

現在の鉢よりも大きな鉢に植え替えることを「鉢増し」と言います。

先ほど、「新しい根が成長するスペースを確保することが鉢植え栽培では重要である」 とご紹介しました。

その一番簡単な手段が「鉢増し」というわけです。

こちらの動画が参考になるかも!

写真でも説明していくね。

植え付け容器から果樹を取り出す。

根っこをノコギリなどでカット

鉢増しする容器に鉢底石を浅く敷く。

植え替え用の培養土を敷き、果樹を入れる。

培養土を優しくかぶせていく。
作業完了

苗木をはじめから大型の鉢で栽培することはおススメしていません。

小さな苗木を大型の鉢で栽培すると鉢内部の大量の水分を苗木が消費しきれません。

結果、根腐れ発生を誘発します。

果樹の成長ステージにあった鉢の大きさというものがあります。

10号鉢を基準に栽培を始め、「大きさを維持したいときは根切り」・「さらに大きく栽培したいときは鉢増し」を行うとよいでしょう。

根切りってなに?

言葉の通り、根っこを切ることを「根切り」といいます。

「根詰まり」防止方法として「鉢増し」をご紹介しましたが、大きさをキープしながら鉢植え栽培を行う場合は「根切り」を行う必要があります。

根は木にとって胃袋のようなものです。

根っこの量が増えればその分、木は大きくなります。

木の大きさを現状維持するためには、現在の根っこの量をキープしなくてはなりません。

しかし、新しい根が成長するスペースを確保しないと木が衰弱する。

この解決策が能力の落ちた古い根を切り除き、新しい根のスペースを確保する「根切り」というわけです。

ポットから取り出したポット苗。

いらないノコギリやハサミなどで根っこを整理していく。

最後は手で優しく根っこをほぐす。

こんな感じ!

あとは同じ容器や同じような大きさの容器に植え替えて作業完了!

根っこを切る量は「全体の1/4~1/3」が一つの基準だね。

もちろん、木の状態や植え付け容器の大きさにもよるから、あくまでも1つの基準として考えてみるといいかも。

植え付け容器から木を取り出せないような「大型の鉢・プランター」の場合は

そのまま根切りするのも一つの手段だよ!

例えばこんな感じ!

この例では単管パイプとゴムハンマーを使って、根切りをしているよ。

単管パイプをゴムハンマーで打ち付けて、円状に土と根っこを切り出すんだ。

根切り後の様子はこんな感じ!

かなり根気がいる作業だから、手回し式の穴掘り器を使ったほうが楽かも・・・

こんなやつだね。↓

あとはあけた穴に新しい培養土を入れ直せば作業完了!

鉢増し・根切りの時期

鉢増し・根切りは根っこの活動が停滞している時期に行います。

地域・品目にもよりますが、3月上中旬が良いと思います。

適期以外での作業はNG!

鉢増し・根切りは根っこにストレスを与える作業だから、慎重さが大切。

ざっくりこんな感じ!!

「軽視されがち」・「やり方が分かりにくい」作業だけど、時期さえ間違えなければ意外と簡単!

ということで今回は「鉢増し・根切り」ついてご紹介しました!