リンゴ・ナシ

お家でナシ栽培【品目紹介】

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ナシ栽培概要

リンゴと双璧をなす果樹の代表品目です。リンゴと異なり日本各地で栽培されています。

ほとんどの品種が自分の花粉では結実しないため、相性の良い2品種を一緒に植える必要があります。

栽培難易度はリンゴ同様少し高めですが、簡易雨よけを活用することで栽培難易度はグッと下げることが可能です。

栽培適地:(日本ナシ)東北地方以南

周辺地域(数km圏内)に「ビャクシン」が植わっている場合は「赤星病」が多発するため、栽培難易度が上がります。

ナシは基本的に同じ品種同士では受粉しないため、受粉樹が必要です。

品種同士で受粉の相性もあるため、栽培前に確認しておきましょう。

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ナシ おススメ品種

なるみ

①ナシとしては極めて珍しい1本で果実がつく品種。しかも人工受粉無しでも結実率50%以上

※通常ナシは受粉樹を別途準備しないと果実がつきません。

※通常ナシは人工受粉しないと結実が安定しません。

②省力栽培可能な品種でありながら、食味良好

とお家でのナシ栽培におススメです。

極めて珍しい、1本でなる品種&美味しい!

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おススメの仕立て方

お家でナシを栽培する場合は、

●栽培管理のしやすさ

●樹形のイメージがしやすい

ことから、エスパリエ仕立てをおススメしています。

プランターリンゴ栽培 エスパリエ仕立て
地植えリンゴ栽培 エスパリエ仕立て

樹形見本の写真はリンゴですが、ナシでもエスパリエ仕立てをおススメしています。

エスパリエ仕立ては、平面的な仕立てのため、奥行きが小さく、軒下などで雨よけ栽培することが可能です。

病気のリスクを抑えつつ、コンパクトに栽培することができます。

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栽培時の注意点

  1. 病気・害虫の発生が多い
  2. 基本的に受粉樹が必要

病気・害虫の発生が多い

ナシは病害虫の発生リスクが高い果樹です。

特に露地栽培では病気は頻発します。

また、周辺地域にビャクシン類が植わっている場合は栽培難易度が跳ね上がります。

周辺地域周辺地域(数km圏内)に「ビャクシン類」が植わっている場合は「赤星病」が多発します。

ナシの産地では「ビャクシン類」を植えることを禁止している地域もあるほどです。

周辺に「ビャクシン類」が植わっていると、いくら注意して栽培していても、赤星病の胞子が飛んできます

結果、赤星病が蔓延し、栽培どころではありません。

基本的に受粉樹が必要

ナシは同じ品種同士では受粉しにくいため、受粉樹が必要です。

品種同士で受粉の相性があるため、組み合わせも確認する必要があります。

おススメ品種の「なるみ」は、極めて珍しい1品種でも果実がつくナシです。

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ナシ栽培ガイド

ナシ栽培をやってみたい!

ナシ栽培してみようかな?

と思ってくれた方は、ぜひ栽培ガイドをご覧ください!

栽培のポイントをまとめています!

詳しくはこちら!
放任ナシ栽培【栽培ガイド】
放任ナシ栽培【栽培ガイド】

ここまで読んでくれた方に、

最後におススメの書籍をご紹介!

どちらかというと農家さん向けの本なので、さらに栽培技術を高めたい人向け!

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やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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