鉢植え果樹 夏の栽培管理の注意点


今回は鉢植え果樹栽培にとって試練の時、
「夏」の栽培管理の注意点について、おっちゃんとの小話スタイルで語っていくよ。

よろしく!
夏に衰弱した果樹見本

まずはこのイチジクを見てほしいんだ。


なんか元気ないなぁ・・・

夏になる前は元気いっぱいだったんだけどね。


ホンマやな。
夏になってから何があったんや?
水不足か?

夏は気温も上がるし、日差しも強いから水不足の可能性も無くはないけど、
意外と見落としがちなのが「間違った水やりのタイミング」と「鉢内部の温度上昇」が重なって発生する「根へのダメージ」なんだ。

水やりにタイミングなんてあるんか?
乾いてるのに気づいたら朝でも昼でも水をやればいいんじゃないんか?

それがあるんだなぁ。
そして、そこが鉢植え果樹 夏の栽培管理のポイントなんだよ。
ということでここからはより詳しく語っていくよ!
水やりのタイミング

水やりは必ず「朝・夕」の涼しい時間帯に行おう。
基本は朝だけど、夏は朝だけだと水やりが追い付かない場合も多いから、朝・夕の2回行う場合もあるね。
気温が上がり、日差しの強い日中に行うのは基本的にNG!

なんで?

植木鉢の中は「おっちゃんが想像している以上に高温になるから」だよ。
夏の強い日差しを受けたアスファルトってすごい熱いでしょ?
同じように植木鉢もすっごい熱くなっちゃうんだ。
そんな時に水をあげたら、植木鉢の中で水がお湯になって、植木鉢の中はさながら「蒸し風呂状態」になっちゃう。
もちろん、そんな状態が果樹にとっていい環境なわけないから、根っこはすごいダメージを受けちゃうってわけ。

なるほどな。

水やりの時間帯を変えるだけで高温被害は抑えることができるから、必ず水やりは涼しい時間帯に行おう!
もちろん水やりはこまめに行うこと!
「植木鉢の土が少し湿っているから」と朝の水やりをサボると、日中には水不足になって、一気に衰弱するよ。
こんな感じで↓↓






でも、それだけじゃあ、まだまだ不十分!
夏の日差しを舐めちゃあいけないよ!
夏の日差し対策

夏の日差し対策①は「半日陰への移動」
強い日差しが当たり続けない場所へ移動しちゃう!
シンプルだけど、確実な方法だよね。
気軽に移動できるのが、鉢植え栽培のいいところでもあるしね。



日差しが強く当たる場所に置いていたさっきのイチジクと全然違うな!

でしょ!
それだけ、夏の日差しは強力ってことだね。

じゃが、半日陰の場所がない場合や移動できないときはどうしたら・・・

そんな時は、
夏の日差し対策②「二重鉢」!
夏の日差し対策③「アルミホイル」!
お手軽だけど、これらも強力な対応策だよ。
詳しくは別の記事で紹介しているから、よかったら見てみて!





なるほどな!
できる範囲で対策していこうかの!

だね!
夏の高温被害・水不足が発生すると、生育に大きな影響が出るから、できる範囲で対策をしていこう!