薬剤散布の基礎知識【剤型について】
yakumokaju
やくも果樹研究所

今回は「白塗剤」について語っていくよ。
果樹だとイチジクで使われることが多いかな。
白塗剤の効果

①日焼け予防はイメージしやすいかな。
白色に幹を塗ることで、日光を反射し、幹部分の日焼けを予防するんだ。

②凍寒害予防はちょっとイメージと違うかもしれんな。
凍寒害は樹体表面温度の上昇により耐凍性が低下した後、低温に遭遇することで発生するんや。
ざっくり言うと、冬や春先でもぽかぽか暖かい日がたまにあるやろ?
そんな日がたまたま続くと、木は春が来たと勘違いして、芽吹く準備を始めてしまうことがある。
冬の間は木も寒さに耐えられるよう耐凍性を高めとるが、春になれば、樹液を流し、芽吹くために耐凍性を下げていく。
春だと勘違いして耐凍性を下げた後に、寒波がくると樹体が凍り枯死したり、芽が枯れたりと大きなダメージが残るんや。
白塗剤を幹に塗ることで、(冬季の)日中の樹体表面温度の上昇を抑制。
つまり、木に春が来たと勘違いさせるリスクを下げることで、凍寒害予防をするんやな。

③イチジクのカミキリムシ被害予防については、幹を白く塗ることでカミキリムシの嫌避効果があるとされているよ。
ガットサイドSの方が効果は高いかもだけど、ガットサイドSは2026年9月末で販売終了。
フジホワイトで日焼け・凍寒害予防をしつつ、カミキリムシ嫌避効果を狙ってみるのもいいかもしれないね。