果樹栽培 肥料の基礎【窒素(N)について】
yakumokaju
やくも果樹研究所

今回は「五大要素」の1つ「マグネシウム(Mg)」が不足した時に役立つ「葉面散布」について語っていくよ。
マグネシウム欠乏・マグネシウム過剰による症状
マグネシウムは植物体内を移動しやすいため、欠乏すると、古い葉っぱから新しい葉っぱへ再移動を行います。そのため、古い葉っぱから欠乏症状が発生します。
症状は葉脈間の黄化から始まり、欠乏症状が進むと葉脈以外がすべて黄化。落葉します。

マグネシウムの過剰施肥による過剰症はほとんどありませんが、マグネシウム資材の過剰施肥により、カルシウムやカリウムの吸収阻害が発生し、カルシウムやカリウムの欠乏症が発生しやすくなります。

正直、マグネシウムの過剰施肥による障害はほぼ無いから、基本的に↓みたいなマグネシウム欠乏症を気にすることが多いね。


品目にもよるけれど、果樹栽培(落葉果樹)では一般に
元肥(12月~2月)のときに苦土石灰(苦土炭カル)を施肥することが多いかな。
マグネシウム(Mg)と緩効性の炭酸カルシウム(CaCO₃)がミックスされた土壌改良材だよ。
↓は苦土石灰に腐食酸とようりん、微量要素を配合したハイブリッドタイプ。
花野菜用とあるけれど、果樹栽培にもいいと思うよ。


カンキツ・ブドウなどはマグネシウム欠乏が出やすいね。
マグネシウム欠乏時は【葉面散布】がおススメ!
葉面散布とは
葉っぱに養分が含まれた溶液を散布し、吸収させる施肥の方法です。
●即効性があること。
●根が弱っている状態でも栄養補給を行うことが可能であること。
から、スポットで肥料を効かせたいときによく用いられます。

いわば、植物にとっての点滴みたいなものやな。
ここぞというときに試してみてな!