日本に流通しているアボカドって、実は「ほぼ1品種だけ」というお話

今回は果樹雑談「日本で流通するアボカドの実態」について、おっちゃんとの雑談スタイルで語っていくよ!
日本で流通するアボカドの実態

こないだ生まれて初めてSUBWAYっちゅうサンドイッチ屋さんにいったわ!

おー!いいじゃん!
何食べたの?

アボカドベジーっちゅうアボカドサンドにさらにアボカドを追加して、アボカド三昧のサンドイッチを食べたわ!
美味かったで!

でな?
アボカド三昧してて、ふと気になったんじゃが、
アボカドって他の果樹のように品種名を見らずに、アボカドって名前で売られているアボカドを食べるじゃろ?
あれって品種は何なんじゃろうな?

おっちゃん、なかなか面白いところが気になったね。
実は、日本に流通しているアボカドはほとんどが「ハス(Hass)」って品種なんだよね。
例えば、ブドウだったら、ピオーネやシャインマスカットみたいに品種名が書いてあって、品種名をみてどれを買おうか決めたりするでしょ?

そうやな。
生果を買うときも加工品やスイーツを買うときも品種名をPR材料にしているお店や商品が多いしな。

でも、アボカドはアボカドとして売られていて、品種名は書いていない。
そんなお店がほとんどじゃないかな。

確かに・・・
品種名まで書いてあるアボカドを見たこと無いかもしれん!

それもそのはずで、日本に輸入され・販売されているアボカドはほぼ「ハス」という品種に固定されているからなんだ。
販売しているのは、ほぼ「ハス」だから、わざわざ品種名は書かないし、品種名を書くよりもアボカドという名称で販売したほうが、なじみ深いので、そうなっているのかな?と思うな。
もちろん、ハスはとてもいい品種なんだけどね。

なるほどなぁ・・・
でもそういわれると、アボカドにどんな品種があるのか、気になってくるな。
アボカドには魅力的な品種がいっぱい!食べたきゃ作るべし!

ここからはアボカドの系統・品種について紹介するね!
アボカドの原産地は中米とされ、メキシコ系、グアテマラ系、西インド諸島系の3系統に分類されます。
また、3系統の雑種も多く誕生し、多種多様で様々な食味の品種がたくさんあります。
そんな、めくるめくアボカドワールドを少しのぞいてみましょう。
①メキシコ系
最も耐寒性が強く-6℃程度まで耐えられる。
果実は100g前後と小ぶりな品種が多い系統。
果皮はなめらかで光沢があり、熟してくると紫黒色に着色するのが特徴。
●収穫時期:10月~11月
●有名品種:メキシコーラ

寒さに最も強い系統!
家庭果樹として栽培するなら、まずはメキシコ系から選んでみるといいかも!
②メキシコ系×グアテマラ系
寒さに強いメキシコ系×寒さにそこまで強くないグアテマラ系の交雑系統
耐寒性は-4℃程度の品種が多い。
果実は200~300g程度。
果皮は比較的なめらか、熟しても緑色のまま着色しない品種が多い。
●収穫時期:11月~12月
有名品種:ベーコン、フェルテ

この系統も家庭果樹におススメ!
カンキツ・レモンが栽培できる地域なら、わりと普通に栽培できると思うよ。
美味しい品種も多いとされるね。
アボカドは受粉のために、最低2品種は栽培した方が良いから、メキシコ系・メキシコ系×グアテマラ系の組み合わせで栽培するのもいいかも!
③グアテマラ系
寒さにそこまで強くない系統。
耐寒性は-2℃程度のため、温暖地でないと露地栽培は難しい。
果実は品種によって様々、大きい品種では500gにもなる。
果皮はゴツゴツしているのが特徴。
●収穫時期:1月~5月
●有名品種:ハス

日本で言うところのアボカドだね。
日本で食べているアボカドのほとんどがハス(グアテマラ系)!
④西インド諸島系
最も耐寒性が弱く、耐寒性は0℃前後。
基本的に国内での露地栽培は難しい。
果実の形は丸型・ひょうたん型・へちま型など品種によって様々。
500g~1kgと果実が大きい。
油分が少なくあっさりとした食味が特徴。
●収穫時期:9月~12月
●品種例:フルマヌ

面白い品種が多いけれど、日本では露地栽培できる地域はあまりないかも。
ビニールハウス&加温設備があればいけるかも!
⑤グアテマラ系×西インド諸島系
「油分が多く食味濃厚」と食味の良い品種が多いとされますが、耐寒性は低く-1℃程度。
基本的に国内での露地栽培は難しい。

こちらも日本では露地栽培できる地域はあまりないかも。
ビニールハウス&加温栽培できれば、他の国産アボカドとの差別化が図れて面白いかもしれないね!
⑥メキシコ系×西インド諸島系
最も寒さに強いメキシコ系×最も寒さに弱い西インド諸島系の交雑系統。
品種としてはウインターメキシンカンなどがある。

ウインターメキシンカンは耐寒性-5℃程度。
国内でも露地栽培できる品種だと思うよ。

各系統を見る限り、家庭果樹と相性が良さそうなのは、
①メキシコ系
②メキシコ系×グアテマラ系
③メキシコ系×西インド諸島系
やな!

だね。
系統が違えば、品種特徴も様々!
今まで食べていたハス以外のアボカドに出会うため、栽培してみるのも面白いと思うよ!
それに、
国内で販売されている輸入アボカドは、輸送時間を考慮して早採りされているから、完熟果を楽しめるのもアボカド栽培の魅力だよね。

完熟アボカドを食べてみたいなら、自分で栽培するのが近道ってことか。

①完熟果を楽しめる。
②市場流通品がほぼ1品種に限られている。
ことから、栽培する魅力が高い果樹かもしれないね!
よかったらチャレンジしてみてね!
