未分類

日本に流通しているアボカドって、実は「ほぼ1品種だけ」というお話

yakumokaju

今回は果樹雑談「日本で流通するアボカドの実態」について、おっちゃんとの雑談スタイルで語っていくよ!

1

日本で流通するアボカドの実態

近所のおっちゃん
近所のおっちゃん

こないだ生まれて初めてSUBWAYっちゅうサンドイッチ屋さんにいったわ!

おー!いいじゃん!

何食べたの?

近所のおっちゃん
近所のおっちゃん

アボカドベジーっちゅうアボカドサンドにさらにアボカドを追加して、アボカド三昧のサンドイッチを食べたわ!

美味かったで!

近所のおっちゃん
近所のおっちゃん

でな?

アボカド三昧してて、ふと気になったんじゃが、

アボカドって他の果樹のように品種名を見らずに、アボカドって名前で売られているアボカドを食べるじゃろ?

あれって品種は何なんじゃろうな?

おっちゃん、なかなか面白いところが気になったね。

実は、日本に流通しているアボカドはほとんどが「ハス(Hass)」って品種なんだよね。

例えば、ブドウだったら、ピオーネやシャインマスカットみたいに品種名が書いてあって、品種名をみてどれを買おうか決めたりするでしょ?

近所のおっちゃん
近所のおっちゃん

そうやな。

生果を買うときも加工品やスイーツを買うときも品種名をPR材料にしているお店や商品が多いしな。

でも、アボカドはアボカドとして売られていて、品種名は書いていない。

そんなお店がほとんどじゃないかな。

近所のおっちゃん
近所のおっちゃん

確かに・・・

品種名まで書いてあるアボカドを見たこと無いかもしれん!

それもそのはずで、日本に輸入され・販売されているアボカドはほぼ「ハス」という品種に固定されているからなんだ。

販売しているのは、ほぼ「ハス」だから、わざわざ品種名は書かないし、品種名を書くよりもアボカドという名称で販売したほうが、なじみ深いので、そうなっているのかな?と思うな。

もちろん、ハスはとてもいい品種なんだけどね。

近所のおっちゃん
近所のおっちゃん

なるほどなぁ・・・

でもそういわれると、アボカドにどんな品種があるのか、気になってくるな。

2

アボカドには魅力的な品種がいっぱい!食べたきゃ作るべし!

ここからはアボカドの系統・品種について紹介するね!

アボカドの原産地は中米とされ、メキシコ系、グアテマラ系、西インド諸島系の3系統に分類されます。

また、3系統の雑種も多く誕生し、多種多様で様々な食味の品種がたくさんあります。

そんな、めくるめくアボカドワールドを少しのぞいてみましょう。

メキシコ系

最も耐寒性が強く-6℃程度まで耐えられる。

果実は100g前後と小ぶりな品種が多い系統。

果皮はなめらかで光沢があり、熟してくると紫黒色に着色するのが特徴。

●収穫時期:10月~11月

●有名品種:メキシコーラ

寒さに最も強い系統!

家庭果樹として栽培するなら、まずはメキシコ系から選んでみるといいかも!

メキシコ系×グアテマラ系

寒さに強いメキシコ系×寒さにそこまで強くないグアテマラ系の交雑系統

耐寒性は-4℃程度の品種が多い。

果実は200~300g程度。

果皮は比較的なめらか、熟しても緑色のまま着色しない品種が多い。

●収穫時期:11月~12月

有名品種:ベーコン、フェルテ

この系統も家庭果樹におススメ!

カンキツ・レモンが栽培できる地域なら、わりと普通に栽培できると思うよ。

美味しい品種も多いとされるね。

アボカドは受粉のために、最低2品種は栽培した方が良いから、メキシコ系・メキシコ系×グアテマラ系の組み合わせで栽培するのもいいかも!

アボカド栽培では、受粉安定のためA型とB型と呼ばれる2系統を一緒に植える必要があります。

③グアテマラ系

寒さにそこまで強くない系統。

耐寒性は-2℃程度のため、温暖地でないと露地栽培は難しい。

果実は品種によって様々、大きい品種では500gにもなる。

果皮はゴツゴツしているのが特徴。

●収穫時期:1月~5月

有名品種:ハス

日本で言うところのアボカドだね。

日本で食べているアボカドのほとんどがハス(グアテマラ系)!

④西インド諸島系

最も耐寒性が弱く、耐寒性は0℃前後。

基本的に国内での露地栽培は難しい。

果実の形は丸型・ひょうたん型・へちま型など品種によって様々。

500g~1kgと果実が大きい。

油分が少なくあっさりとした食味が特徴。

●収穫時期:9月~12月

●品種例:フルマヌ

面白い品種が多いけれど、日本では露地栽培できる地域はあまりないかも。

ビニールハウス&加温設備があればいけるかも!

⑤グアテマラ系×西インド諸島系

「油分が多く食味濃厚」と食味の良い品種が多いとされますが、耐寒性は低く-1℃程度。

基本的に国内での露地栽培は難しい。

こちらも日本では露地栽培できる地域はあまりないかも。

ビニールハウス&加温栽培できれば、他の国産アボカドとの差別化が図れて面白いかもしれないね!

⑥メキシコ系×西インド諸島系

最も寒さに強いメキシコ系×最も寒さに弱い西インド諸島系の交雑系統。

品種としてはウインターメキシンカンなどがある。

ウインターメキシンカンは耐寒性-5℃程度。

国内でも露地栽培できる品種だと思うよ。

近所のおっちゃん
近所のおっちゃん

各系統を見る限り、家庭果樹と相性が良さそうなのは、

①メキシコ系

②メキシコ系×グアテマラ系

③メキシコ系×西インド諸島系

やな!

だね。

系統が違えば、品種特徴も様々!

今まで食べていたハス以外のアボカドに出会うため、栽培してみるのも面白いと思うよ!

それに、

国内で販売されている輸入アボカドは、輸送時間を考慮して早採りされているから、完熟果を楽しめるのもアボカド栽培の魅力だよね。

近所のおっちゃん
近所のおっちゃん

完熟アボカドを食べてみたいなら、自分で栽培するのが近道ってことか。

①完熟果を楽しめる。

②市場流通品がほぼ1品種に限られている。

ことから、栽培する魅力が高い果樹かもしれないね!

よかったらチャレンジしてみてね!

果樹栽培に迷ったらこれ!

果樹栽培ガイドへ↓

やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
記事URLをコピーしました