ブドウ

極大粒ブドウ品種「グロースクローネ」

yakumokaju

今回はブドウの「グロースクローネ」について語っていくよ。

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グロースクローネ品種概要

「グロースクローネ」の品種概要はこんな感じ!

グロースクローネ(藤稔×安芸クイーン)

●参考糖度:18度

●収穫時期:8月下旬~9月上旬

●風味は巨峰に似て、フォクシー香あり。

●1粒20g程度にもなる極大粒ブドウ

※おおよそ巨峰の約1.6倍の大きさ(巨峰の大きさは約12g)

●果肉硬度は藤稔に似て、少し柔らかめ。

●着色は巨峰やピオーネよりも高いとされる。

※赤熟れ果で悩まされる地域での黒系品種として期待されている。

●若木の時は花ぶるいしやすく、房づくりが難しい。

●親の藤稔に似て、脱粒しやすいため、注意が必要。

●皮ごとは食べられない。

●農研機構開発品種(2017登録品種)

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グロースクローネの特徴と栽培上の注意点

「グロースクローネ」を一言で表すと、

【ちょっと房作りしにくい、着色良好な超大粒黒ブドウ】って感じだね。

見た目のインパクトから注目されている品種だけど、決して栽培しやすい品種ではないから、要注意!

栽培上の注意点を順々に見ていこう!

①若木のときはとても花ぶるいしやすい。

これは色々なところで語られている注意点だね。

グロースクローネは若木の時、まともに房を作ることが難しいんだ。

花ぶるいとは、開花~結実前に落蕾・落花(果)してしまう現象です。

品種によって程度は異なりますが、ひどい場合は房に数個しか果実が残らず、スカスカの状態となります。

花ぶるいした房

↓

  • 開花前、摘芯(房先3節)の徹底
  • 早期摘房の実施

など対策をしっかり行えば、ある程度は花ぶるいを抑えることはできるけど、

「房づくりが難しい品種である。」ということを意識したうえで、栽培にチャレンジするのが無難だね。

②着色良好ではあるが、近年の温暖化を完全に克服しているわけではない。

巨峰やピオーネと比べて、着色良好ではあるけれど、近年の温暖化を完全に克服しているわけではないんだ。

左:ブラックビート 右:グロースクローネ

グロースクローネも着色良好品種なんだけど、最近の猛暑ではなかなか着色が進まないね。

逆に「ブラックビートの着色が良すぎる。」とも言えるね。

あわせて読みたい
ブドウ品種紹介 「ブラックビート」
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③脱粒しやすい

脱粒しやすい藤稔を親に持つためか、グロースクローネも脱粒しやすいね。

脱粒は想像以上に気持ちが萎えるから、栽培を始める前に心に留めておくといいかも。

脱粒とは房から果実がとれてしまう現象のことです。

巨峰系統で発生しやすく、藤稔は脱粒しやすいことで有名です。

脱粒はブドウの商品価値を損なうため、脱粒しにくい品種の方が、栽培しやすく・輸送もしやすいです。

花ぶるいの見本で紹介したグロースクローネの房
親指が軽く触れただけで、ぽろっと果実がとれてしまいました。
これが脱粒です。

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ブドウ栽培ガイド

ということで、今回はブドウの品種「グロースクローネ」について紹介しました。

ブドウ栽培について詳しくは栽培ガイドを見てみてね!

果樹栽培に迷ったらこれ!

果樹栽培ガイドへ↓

やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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