ブドウ

ブドウ品種紹介 「ブラックビート」

yakumokaju

今回はブドウの「ブラックビート」について語っていくよ。

房の雰囲気は動画の方が分かりやすいかも!

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ブラックビートの品種概要

「ブラックビート」の品種概要はこんな感じ!

ブラックビート(藤稔×ピオーネ)

●参考糖度:18度

●収穫時期:8月上旬~8月下旬

●1粒:約16g程度

※巨峰よりも一回り大粒のブドウ(巨峰の大きさは約12g)

●着色能力は極めて高く、着色後完熟まで収穫を待つ必要がある。

※着色だけで収穫時期を判断すると、早採りしてしまう可能性大。

●皮ごとは食べられない。

●農研機構開発品種(2017登録品種)

黒系ブドウで問題となっている地球温暖化による着色不良(赤熟れ)が発生しにくい。

暖地では今後の黒系品種の主力として期待される早生系品種。

食味はピオーネよりも藤稔の形質を強く引き継いでいる印象。

ピオーネのような香り高さはありませんが、多汁でしっかりした果肉、食べやすい糖度から比較的あっさりした食味が特徴です。一度食べ始めると止まらない美味しさがあります。

粒も大きく多汁と相まってジューシーさを堪能できるブドウです。

着色機能の高さに目が行きがちだけど、糖度高く、果肉もしっかりした歯ざわりでとても美味しいブドウだよ。

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黒系ブドウ最高峰の着色能力

メモ

ブドウの色素は主に「アントシアン」です。

「アントシアン」をいかに蓄積するかが、鮮やかで深い黒色ブドウには重要です。

アントシアンの蓄積は高温で低下し、ある程度の低温で促進されます。

地球温暖化によって、以前よりも高温によるアントシアニンの蓄積低下が起こりやすくなっており、ブドウの着色不良が全国的な問題となっています。

遺伝子から読み解くブラックビートの着色能力

ブドウの着色の有無(アントシアニン蓄積の有無)・強度は、着色遺伝子座に存在するMYBハプロタイプの構成により決まることが分かっています。

※ハプロタイプについて詳しい説明は省きますが、ざっくり言うと単一の染色体上のDNA配列を意味します。

ピオーネやブラックビートは4倍体ブドウに分類され、ハプロタイプを4つ持ちます。

ハプロタイプは着色機能を持たない「A」、着色機能のある「E1」、E1よりも着色機能の強い「E2」の3種類があります。

近年、着色不良が拡大しているピオーネのハプロタイプは「A/A/E1/E2」

ブラックビートのハプロタイプは 「E1/E1/E2/E2」です。

※黒系品種のMYBハプロタイプの構成は「A/A/E1/E2」、「A/E1/E1/E2」、「E1/E1/E2/E2」の3種類があります。

つまり、

ブラックビートは黒系品種としては最高のハプロタイプ構成であり、最高峰の着色機能を持ちます。

緑系のブドウのMYBハプロタイプは着色機能のないAのみ。

赤系品種は着色機能のあるE1が1つ、残りはAといった構成をしています。

正直に言って、ブラックビートで着色不良が起きるようであれば、着色良好なブドウは存在しないんじゃないかと個人的には思っているよ。

※「ブラックビート」は着色期前半後半、いずれのステージにおいても「アントシアン」の蓄積量が多く着色が極めて安定して進みます。

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ブドウ栽培ガイド

ということで、今回はブドウの品種「ブラックビート」について紹介しました。

ブドウ栽培について詳しくは栽培ガイドを見てみてね!

果樹栽培に迷ったらこれ!

果樹栽培ガイドへ↓

やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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