森のキャビア【フィンガーライム】について

今回は森のキャビアと称される【フィンガーライム】について、おっちゃんとの雑談スタイルで語っていくよ。
フィンガーライムってどんな果実?

フィンガーという名前のとおり、指先くらいの大きさのカンキツだよ。


別名キャビアライムとも呼ばれるな。
理由は↓の写真を見てくれ。




キャビアのような小さな果肉が名前の由来だね。
果肉をかみしめるとプチプチした食感と独特の風味が口に広がるよ。

フィンガーライムの食味・風味について
ライムとついていることから、ライムのような風味をイメージしますが、ライムとは違った風味の果実です。

ライムというよりは、
どちらかというと、山椒のようなスパイシーな香りとカンキツの酸味・ほのかな苦みがまじりあった複雑な風味だね。
正直、好き嫌いが分かれる風味だと思うな。

個人的には見た目極振りの果実だと思うで。
香りづけや風味を楽しむのであれば、ライムの方が個人的には好きやな!


フィンガーライムどこで手に入る?
フィンガーライムはオーストラリア原産のため温暖な気候を好みます。
近年、九州・四国などの温暖な地域で少しずつ栽培が始まっていますが、栽培方法は確立されておらず、市場流通はほとんどしていません。

普通に生活していたら、まず見かけないかな。
高級レストランやバーで偶然出会うことはあっても、スーパーで見つけることはほとんどないはず。

2025年の現状では、手に入れたいなら、ネットでお取り寄せ一択やな。
国産品だと、9月~11月に出回ることが多いな。
(ハウス栽培だと3月ごろまで出荷しているところもあるで)

取り寄せてみて、
「面白いな」・「栽培してみたいな」って感じたら、栽培にチャレンジしてみるのもいいかも!
フィンガーライムの系統
フィンガーライムにはグリーン・ピンク・レッド・イエローなど様々な系統があります。
近年注目されるようになったこともあり、日々色々な品種が紹介されています。
系統ごとに色とりどりの果肉や風味が楽しめるため、色々と試してみるのも面白いかもしれません。
フィンガーライムを栽培するなら

フィンガーライム栽培の一番の難所は【寒さ対策】
色々なところで耐寒性について「○○度まで耐えられる」みたいに紹介されているね。
個人的には氷点下が一つの基準だと思っているよ。
氷点下まで下回る地域では、
●冬は光の当たる屋内に避難する。
●冬はビニールハウスなどで加温栽培する。
などの対策が必要だと思うな。

もともとが南半球のオーストラリア原産の果樹やからな。
何も対策せずに、順調に栽培できるってことはほとんどないと思うで。

二番目に注意したいのが、
【信頼できる苗木業者から苗木を購入すること。】
フィンガーライムは最近急に注目されるようになった果樹なんだ。
さながら、フィンガーライム普及の黎明期。
「フィンガーライムは儲かるらしい・」といった話も農業関係者の中でちょこちょこ話題にあがるしね。
その影響か、色々な業者がフィンガーライムの苗木を販売しているけれど、
●品種名と実際の品種が違っている。
●実在しない品種を販売している。
なんてことも起こっているよ。

フィンガーライムの情報は玉石混交や。
騙されんようにな。

フリマアプリなどにも苗木が出回っているけれど、苗木専門業者から購入するのを強くおススメするよ!
やくも果樹研究所では吉岡国光園さまから苗木を購入しています。

やくも果樹研究所でもフィンガーライムの試験栽培をしてるで。
情報は都度更新予定やから、よければチェックしてみてな。

