土壌改良剤の基本【C/N比】

今回は果樹栽培で重要な【土壌改良剤のC/N比】についておっちゃんとの雑談スタイルで語っていくよ!
C/N比について

まずはC/N比について!
C/N比とは
土壌改良資材に含まれるC(炭素)とN(窒素)の割合を表したもの。
●C/N比が高い:窒素(N)に対し、C(炭素)が多い。土壌改良効果が高く、分解に時間もかかる。
●C/N比が低い:窒素(N)に対し、C(炭素)が少ない。肥料効果が高く、分解が早い。
C/N比によって、土壌改良材の肥料効果や土壌改良効果を測ることができます。
代表的な土壌改良剤のC/N比
①完熟牛糞たい肥のC/N比:15~20
土壌改良効果と肥料効果のバランスが良いとされます。
1年で40〜60%が分解されます。
②鶏糞のC/N比:6~8
肥料効果が高い反面、土壌改良効果はほとんどありません。
分解速度が速く、1年で60〜80%が分解されます。
③もみ殻のC/N比:70~80
分解速度が極めて遅く、分解には数年かかります。(難分解性)
難分解性のため、C/N比が高いにもかかわらず、窒素飢餓が起こりにくく、土壌改良効果もとても高いのが特徴です。

一般的にC/N比が20を超える土壌改良材を大量にすき込むと、窒素飢餓を起こしやすい。と言われているね。
あとは投入量も大事だね。
C/N比が高ければ高いほど、土壌中の窒素(N)を消費するけれど、少量であれば問題ないわけだから。

ちなみに、もみ殻は難分解性(土壌微生物が分解するのに時間がかかる)。
C/N比は70~80と極めて高いが、ゆっくり分解される(ゆっくり土壌中の窒素を消費する)から、窒素飢餓を起こしにくいで!



土壌改良剤は色々種類があるけれど、たい肥ともみ殻を愛用してます!
基本はこの2つでいいと思うな!
たい肥による土壌改良

たい肥は土壌改良剤の基本!
基本的には冬季に土壌改良剤として【1トン~2トン/10a】施用するのがオーソドックスだね。


実はたい肥には何種類かあって、それぞれ特徴がちがうんや。
↓に有名どころを紹介しとくで。
●牛ふんたい肥:
・C/N比:15~20
・肥料効果を期待するというよりは物理性改善を目的に施用する。
・肥効は緩やかで緩効性。土壌改良効果が高い。
●バークたい肥:樹木の皮(バーク)を発酵させ、たい肥としたもの。
・C/N比:35以下
・肥料効果はほとんどなく、物理性改善を目的に施用する。
・牛糞堆肥よりも繊維質が豊富で牛糞たい肥よりも土壌改良効果は高い。
・多量施用すると、窒素飢餓を引き起こすリスクがある。

たい肥を土づくりには必須の資材だから、毎年大量に使うもの!
ホームセンターで大量に購入しようものなら、何万円もかかるけど、各地域の堆肥センターにトラックを持ち込んで、直接積んでもらうと、1000円~2000円くらい(地域によって異なります。)で↓くらいもらえると思うよ。


トラックがたい肥まみれにはなるが、洗えば落ちるし、大量に必要な場合は、たい肥センターがええかもな。
もみ殻による土壌改良

もみ殻は個人的に推している土壌改良剤!
肥料成分は無いけれど、水はけ・通気性を改善したいなら、おススメ!
定期的に施用することで土がふかふかになるのが実感できるはず!


もみ殻のC/N比は70~80と極めて高いが、ゆっくり分解される(ゆっくり土壌中の窒素を消費する)から、窒素飢餓を起こしにくいで。

もみ殻の土壌改良効果がとても高い秘密は、
【ゆっくり分解される】
ここに隠されているよ!
もみ殻の土壌改良効果がとても高い理由
①もみ殻は難分解性(ゆっくり分解される。)
もみ殻は数年間をかけて、ゆっくり土壌微生物に分解されていきます。
つまり、長期間土壌中に形を維持したまま、残り続けます。
それだけで、土壌中に隙間が生まれ、水はけや通気性改善効果が期待できます。
②もみ殻の形状
もみ殻は中が空洞(中空構造)です。そこに水や空気のスペースが生まれます。
難分解&中空構造=土壌の水はけ・通気性の改善効果が高い
というわけです。
③C/N比が高いのに、難分解性
もみ殻は分解されにくいため、その土壌改良効果は数年にわたって持続します。
いずれは分解され、腐食となりますが、C/N比が高いため、分解後の土壌改良効果も高いです。

「中空構造で物理性改善効果が高い」
「C/N比が高く、腐食効果が高い」
「難分解のため、窒素飢餓が起きにくい」
これがもみ殻の魅力やな!

もみ殻もたい肥と同じく買うと高い!
各地域のライスセンターへもみ殻袋持参で行くと、無料もしくは超破格のお値段(地域によって異なります。)で譲ってもらえると思うよ。
ちなみに僕の地域では1袋10円で↓のもみ殻がもらえるね。


↑で30円や!
