ブドウ 房づくりをしないとどうなるか

今回はシャインマスカットを例に、
「房づくりをしないと、ブドウはどうなってしまうのか。」を見ていくよ。
シャインマスカット栽培のまとめは↓の記事を見てみてね。

房づくりをしなかったシャインマスカット

百聞は一見に如かず!
まずは房づくりをしなかったシャインマスカットを見てみよう!


房づくりをしなかったから、房が巨大になっているね。
房づくりした房と比べると、その差は一目瞭然!


房が大きくなっていいじゃん!って人も一定数いるけれど、房づくりをしなかった房は糖度が低く、果実も小さい。
それに、房がギチギチに締まっているから、果実を取り出すことが難しいよ。
食べようとしても房から外れず、果実をつぶすように掘り起こさないと取れない・・・といった感じだね。
「あえて房づくりをせずに巨大な房を作りたい」って人には申し訳ないけれど、正直、まったくおススメしないよ。
巨大すぎて、果実袋にも入らないから、きれいな房を作るのが、そもそも難しいしね。

房づくり作業① 花穂整形(花切り)

房づくりの必要性が分かったところで、
次は房づくり作業についてちょっとご紹介。
まずはステップ①花穂整形

花穂整形とは
蕾の段階である程度、房型を整える作業です。
【開花1週間前~開花直前】に行います。


花穂整形の有無で大きな差が出るよ。↓


(ジベレリン処理1回目後)

(ジベレリン処理1回目後)

この時点で果実の肥大状況に差が出ているのが分かるね。
果実へ送られる養分には限りがあるから、果実をつけすぎると養分が分散して、いい果実にならないんだ。
房づくり作業② 摘粒作業

続いてステップ②摘粒作業について
摘粒作業もブドウ栽培必須作業だよ!
摘粒とは
良い果粒を残して、不要な&望ましくない果粒を取り除く作業です。
【養分を有望な果粒に集中させると同時に、房の形をデザインする作業】とも言えます。



摘粒は必ず専用の摘粒バサミを使用しましょう。
摘粒バサミを使用しないと、房を傷つけるリスクが高いです。

摘粒バサミはサボテンの【オートマチックぶどう鋏】がおススメ。
磁石の反発を活用した自動ハンドルは慣れるとやみつきになるよ!
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ブドウ栽培ガイド

ブドウ栽培には房づくり作業が必須!
できる範囲で作業を行って、理想のブドウを収穫しよう!
その他ブドウ栽培についてまとめた記事もあるから見てみてね!

ここまで読んでくれた方に、
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