今回は「イチジク ポット苗木」についてざっくり語っていくよ。
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ポット苗木とは?
主に育苗ポットで出回っている苗です。
「植え替えるときに容器から簡単に取り出せるため根が傷む心配がない」
「コンパクト」
なため取り扱いやすい苗です。
ブルーベリーやカンキツ・レモンで多い苗ですがホームセンターでは様々な品目が手に入ります。
もちろんイチジクのポット苗木も売っています。
ポット苗木は素掘り苗木と異なり、基本的に年中植え付け可能です。
根を傷つけずに植え付けすることができるからです。
ただ、やはり植え付けには「適期」と「不適期」があります。
イチジク植え付け適期
植え付け(秋植え):11月下旬~12月上中旬
植え付け(春植え):3月上中旬~4月上旬
イチジク植え付け不適期
12月下旬~2月下旬【厳寒期】
「ホームセンターで厳寒期にポット苗木を衝動買いしてしまった」
「苗木業者で予約していたポット苗木が厳寒期にきてしまった」
場合はポットごと二重鉢するなどして防寒対策をし、越冬後に植え付けた方が無難です。
ポット苗木 植え付け方法
●ポット苗木のおススメ植え付け適期
春植え:3月上中旬~4月上旬
は根っこの動きが緩慢なため、根っこをある程度整理することができます。
根っこを切ることに抵抗があるかもしれませんが、渦巻いた根っこを整理すると春先からの根っこの成長が促進され、成長がよくなります。
根切り以外は下と一緒。
●ポット苗木の植え付け適期・植え付け不適期以外
5月~11月
は植え付け可能ではありますが、根っこが成長しているため根っこを傷つけないことが優先されます。
つまり、根っこの整理を行わず優しく植え付けます。
植え付け後の成長が若干緩慢になりますが、特に問題はありません。
植え付け手順はこんな感じ。
※写真は11月の秋植え
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果樹専用の培養土を使用する場合は土のブレンドは不要!
果樹専用の培養土は少し高いから安く済ませたい場合や品目ごとに土の配合を調整したい場合は自分でブレンドしてみよう!
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ポイントは「浅植え」
根っこは下に向かって成長するから下向きのスペースを確保した方が、根っこの生育スペースが増えるよ。
ポット苗を植えつけたときにポットの字際が容器のウォーターラインの位置に来る位置まで培養土を敷こう。
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ポットから優しく苗木を取り出すよ。
11月に植えつけているから「秋根(写真の白い根っこ)」がたくさん伸びているね。
この新しく伸びている根っこを傷つけないように優しく植えつけていこう。
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水をあげれば11月の植え付け作業は完了。
苗木の切り返しを行う場合は春先まで待ってから行った方が良いね。
切り返しについてはこの記事で紹介しているよ。
ポット苗木の良いところ
●植え付け時期をあまり選ばない。
●場所を取らない
このお手軽さは代えがたいですね。
これにつきるね
ポット苗木の悪いところ
●素掘り苗と比べて小さい
●植え付け後の成長が遅い
つまり、地植え栽培にはあまり向かない。
ということですが、鉢植え栽培であればそこまで大きなデメリットではありません。
悪いところ、というか惜しいところ!
ということで まとめ!
●基本的に年中植え付け可能。そしてコンパクト!
●「植え付け適期」と「それ以外の時期」で植え付け方法を変えるとGOOD!
●素掘り苗と比べてコンパクトにまとまるので鉢植えに向く、地植えには向かない
ざっくり言ってしまうと、こんな感じ!!
今回は「イチジク ポット苗木」についてご紹介しました。
イチジク栽培のまとめはこちら記事をチェック!