今回は鉢植え果樹栽培のちょっとした裏技・小技「二重鉢」について語っていくよ!
二重鉢とは?
名前の通り、鉢を二重にすること。
鉢と鉢の間に軽石などの詰め物をすることが多いね。
こんな感じ!!
●「二重鉢」とはその名のとおり、鉢を二重にすること。
●鉢の組み合わせは実際に植え付けている鉢よりも2周りほど大きい鉢を用意。
※植物が8号鉢に植わっているならば、大きい鉢は10号鉢を用意する。
二重鉢の効果
二重鉢はあまり知られていないけれど、効果絶大!
●鉢内部が高温になりすぎるのを防ぐ
●鉢内部が低温になりすぎるのを防ぐ
●水はけの向上
●通気性の向上
ざっくり言ってしまうと、植物にとって住みよい環境を植木鉢内に作ってあげるための手段だよ。
色々なメリットがあるけれど、個人的には「鉢内部が高温になりすぎるのを防ぐ」
これが一番のメリット!
なんで?
鉢植え果樹栽培の失敗理由で意外と多いのが、「夏の高温・直射日光で鉢内部が高温になり、根痛みする」なんだ。
このことを知らないと、なぜ木が弱ったのか分からないから夏場の水不足と勘違いして水をやりすぎちゃう。
結果、水のやりすぎにより根痛みがさらに悪化。
最悪、木を枯らすこともあるよ。
なるほど。
鉢植え果樹栽培の致命傷を簡単に回避できる手段として「二重鉢」はまさに理想的なんだ。
だって、鉢を二重にするだけだから。
簡単に取り組めるっていいよね。
冬の低温対策として二重鉢をする場合は緩衝材として「軽石ではなく、プチプチ」を使うことが多いかな。
二重鉢のやり方(夏の高温対策の場合)
用意するもの
①果樹が植わっている鉢よりも1号~2号(1~2周り)大きいサイズの鉢
②軽石(鉢底石)
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二重鉢のやり方(冬の寒さ対策の場合)
用意するもの
①果樹が植わっている鉢よりも1号~2号(1~2周り)大きいサイズの鉢
②適度なサイズのプチプチ
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鉢植え果樹の寒さ対策としては「屋内避難」も有効!
詳しくはこちらの記事で紹介しているからよかったら見てみてね!
鉢植え果樹 ちょっと余裕があるのなら「二重鉢」
●夏場の直射日光による高温回避に
●カンキツ・レモンなど低温に弱い果樹は冬の低温回避に
●水はけ・通気性の向上も期待できる
実践するデメリットはまずない。
けれど実践するメリットは絶大。
ということで今回は鉢植え果樹の裏技 「二重鉢」についてご紹介しました。
ポット苗木の厳寒期の越冬にも「二重鉢」はおススメ。
良ければこの記事もチェックしてみてね。