ブルーベリー

鉢植えブルーベリー栽培 栽培ガイド

yakumokaju

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3年目の収穫を目指して!

植え付け2年目の管理

植え付け2年目も果実をならしません。

そのため、基本管理は植え付け1年目と同じです。

大きく違うのはせん定作業です。

植え付け3年目から果実を少しずつならしていきますので、せん定では植え付け1年目のような【全ての花芽の切り返し】は行いません。

※肥料は緩効性肥料を3月・6月・8月ごろに木の状態にあわせて与えます。

↓【植えつけ2年目 夏の様子】

植え付け2年目のせん定に関する補足

植え付け3年目から果実を少しずつならしていくため、植え付け1年目のような「花芽を全部切り返す」ことはしません。

①「花芽が多すぎる」と感じたら花芽を少し切り返す。

②「枝が込み合っている」と感じたら、混んでいる箇所の枝を根元から間引く

基本はこれだけです。

植え付け2年目の栽培管理の写真・動画データが壊れてしまったため、植え付け2年目の栽培管理については割愛いたします。

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いよいよ収穫!

植え付け3年目の管理

植え付け3年目にもなると、木もある程度成長しているはずです。

植え付け3年目から少しずつ果実をならしていきましょう。

植え付け3年目 春先の様子

同系統 2品種以上を一緒に栽培することで、実付きが安定します。

ブルーベリー1品種による、自家受粉での結実率はあまり高くなく、収穫が安定しません。

木が小さいうちは、ならせすぎに注意!

摘果(必要に応じて)

植え付け3年目はまだまだ木が小さく、成長途中です。

「少し果実がなりすぎてるな」

「受粉が上手くいかなくて、成長が悪い果実があるな」

と感じたら、摘果をしておくとよいでしょう。

養分が残した果実に集中するため、果実は美味しく

養分が枝葉の成長にもいかせるため、来年以降の生育も良くなります。

あとは収穫適期まで大切に管理していけばOKです。

完熟果を楽しもう!

収穫(果実の成長にあわせて)

いよいよ収穫です。

せっかく育てたブルーベリーです。しっかり熟した果実を収穫しましょう。

収穫のポイント①
午前中(できれば朝)に収穫する

果実の貯蔵性を高めるためです。

果実の温度が上がった、お昼以降に収穫すると、収穫後の日持ち性が下がります。

収穫のポイント②
お尻の部分まで着色した果実を収穫する

完熟果を収穫するためです。

ブルーベリーは着色がしっかり進んだものを完熟果と判定しますが、意識していないと早めに収穫しがちです。

ブルーベリーは果実の先端からお尻の部分(付け根部分)に着色が進んでいくため、しっかり確認するとよいでしょう。

前から見るとしっかり色づいているように見えるけれど・・・
後ろから見ると、まだまだ

↓みたいな果実はOK!

ブルーベリーは着色完了後も糖度が上昇します。

完全着色後、2~3日待ってから収穫すると、より糖度の高い果実を楽しむことができます。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

植え付け容器を大きくしていけば、木も大きく、収穫量も少しずつ多くなっていきます。

少しずつ容器を大きくして、ベストなバランスを見つけていただけますと幸いです。

ここまで読んでくれた方に、

最後におススメの書籍をご紹介!

【NHK趣味の園芸シリーズ】を買えば、家庭ブルーベリー栽培ではほぼ困らないと思います!

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やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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