鉢植えブルーベリー栽培 栽培ガイド

植え付け1年目の管理
植え付け1年目の栽培管理はそこまで多くありません。
基本的にこれだけです。
※肥料は緩効性肥料を3月・6月・8月ごろに木の状態にあわせて与えます。
コガネムシの幼虫対策(4月~5月上旬)
植え付け後、苗木が植木鉢になじんだら、鉢植えブルーベリー栽培の重要害虫「コガネムシの幼虫」対策をやっておきましょう。
鉢植えブルーベリー栽培にとって、コガネムシの幼虫は脅威です。
コガネムシの幼虫はブルーベリーの根っこを食い荒らします。(放っておくと普通に枯れます。)
コガネムシが鉢内で産卵できないよう、防虫ネットとインテリアバークで対策を行います。



①防虫ネットを鉢のサイズの合わせて切り、真ん中まで切れ込みを入れる。

②切れ込みを活用して、スキマができないように防虫ネットを敷く。


③インテリアバークで防虫ネットに蓋をする


夏の高温・日差し対策(7月~9月)
日光はブルーベリーにとって必要不可欠ですが、夏場の強すぎる日差しはブルーベリーに良くありません。
葉焼けや光合成効率の低下による衰弱、収穫量や果実品質の低下を引き起こします。
7月上旬~9月上旬ごろまで、遮光率20%程度の白色寒冷紗で日差しをやわらげたり、半日陰の場所に移動すると良いでしょう。
↓【遮光率22%の白色寒冷紗 見本】


ブルーベリーを栽培していると害虫被害にあうことがあります。
樹液を吸う虫・食害する虫タイプは様々ですが、ケムシ類による葉っぱの食害被害が比較的多いです。
家庭果樹で薬剤散布のハードルはなかなか高いため、ケムシ類の被害を受けた際はスプレータイプの殺虫剤も検討するといいかもしれません。
「ベニカベジフルスプレー」はブルーベリーへのケムシ類適用があります。

せん定(12月下旬~2月下旬)
植え付け1年目のせん定はとてもシンプルです。
植え付け2年目はまだ果実をならしません。木の成長を優先します。
そのため、来年果実がつかないよう、
花芽を全部切り返す
基本はこれでOKです。

その名のとおり、花が咲く芽のことです。
ブルーベリーの花芽は「枝の先端部分につく」&「葉芽と比べてふっくら大きい」ため、見た目での判断が容易です。

