ブルーベリー

鉢植えブルーベリー栽培 栽培ガイド

yakumokaju

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作業適期は春と秋!

植え付け

植え付け適期は春と秋がありますが、春先(3月)をおススメします。

果樹の植え付け適期とは「根っこを傷つけにくく、植え付け後に根っこの成長が旺盛になる時期」です。

春先は「根っこを傷つけにくく、根っこが活動を開始する直前」です。

3月の春植えが最適期ですが、11月の秋植えも植え付け適期です。

苗木の購入・入荷タイミングと相談しながら、植え付け時期を決めましょう。

植え付け作業

①鉢底石を敷く

※鉢底石は鹿沼土の(中)または(大)でも問題ありません。

②培養土を敷く

可能な限り苗木が「浅植え」となるようにギリギリを狙いましょう。

根っこは下へ下へ伸びます。

「浅植え」とすることで根っこの生育スペースを最大限確保することができます。

培養土は必ずブルーベリー専用の培養土を使用しましょう。

③苗木の植え付け

ポットから優しく苗木を取り出し、植えつけます。

実付きをよくするために、同系統を2品種以上一緒に植えつけましょう。

④肥料・水やり

ゆっくり溶け出す緩効性肥料を使用しましょう。

鉢植え栽培では養分の流亡(養分が鉢から流れ落ちていくこと)が起きやすいため、速効性肥料は植え付け時の肥料に不向きです。

散布量は肥料にもよりますが、10号鉢の場合「軽く一握り」程度で大丈夫です。

「足りなければ、都度足してあげる」ぐらいで「少し少なめ」が肥料のポイントです。

植え付け時の注意点

ブルーベリーには花や果実がついている苗木も多いです。

苗木の時点では花・果実をつけるほど木に養分の余裕がないため、見つけ次第、間引きましょう。

苗木の時に無理をさせると、成長が著しく悪くなったり、最悪枯死するリスクがあります。

果樹栽培初心者ほど、苗木についた果実をそのままにしがちです。

苗木時点での無理な着果」が栽培失敗の原因になっていることも多いです。

花がついている苗木

花が付いている苗木をそのままならせると・・・

1年後には衰弱していることも・・・
詳しくはこちら!
ブルーベリー 植え付け1年目の着果が2年目に与える影響
ブルーベリー 植え付け1年目の着果が2年目に与える影響

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やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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