今回はいつもの鉢植え栽培から少し離れて、地植え棚栽培について。
「果樹棚の棚線張り」
についてざっくり語っていくよ
果樹の棚栽培について
ブドウやキウイといった、つる性の果樹は基本的に棚に枝を這わせながら栽培します。
その他にも品目問わず、
・枝を水平に誘引したいとき
・樹形を思い通りに仕立てたいとき
にも果樹棚は活用されます。
魅力いっぱいの果樹棚だけど、棚を活用するには棚線を張る必要があるよ。
この「棚線を張る作業」が曲者。
調べてもなかなか方法が見つからないし、専用の道具が必要だったり。。。
ということで、棚線張りについて手順を紹介してくね。
棚線の張り方
準備するもの
棚線を素手で張るのはNG!!
張った当初は「上手くいった」と思っても、「時間がたつとゆるんだり」・「枝の重さに耐えきれず、ずれ落ちてきたり」結局、役に立たないことがほとんど。
※素手で張った棚線は張力が弱いためです。
棚線は
・被膜鉄線
・樹脂線
がありますが、個人的には樹脂線がおススメです。
「さびない」・「軽い」・「取り回ししやすい」ためです。
棚線にはいろいろな太さがありますが、家庭果樹の棚であれば14号程度がちょうどよいと思います。
棚線張り 手順
結び方の詳細は「エクセル線 結び方」で検索すると良いかも!
メーカーサイトに結び方が書かれているよ。
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クランパー部分で棚線を挟み込むときは
・まっすぐ
・しっかり溝にはめ込む
を意識しよう!
これができていないと、締め上げるときに外れる危険があるんだ。
注意!!
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紹介した【果樹用シメール3型 K3】は2022年に廃盤。
後継機は【Z3N-K】!
●専用の道具(張線器)を用意する。素手では困難。
●張線器は正しく使う。間違った使い方は危険。
●棚線は樹脂線がおススメ。
ざっくりこんな感じ。
知っていれば何てことない作業だけれど、情報が少ないから初めての時に困る作業だよ。
少しでも参考になれば嬉しいです。