カンキツ・レモン 気を付けたい害虫①「アゲハ蝶の幼虫」


今回は「カンキツ・レモンの気を付けたい害虫 アゲハチョウの幼虫」について語っていくよ。
カンキツ・レモンにとってのアゲハチョウ
アゲハチョウの幼虫はカンキツ・レモンにとっては害虫です。
成虫は、見た目麗しいきれいなチョウチョですが、
①幼虫はミカン科の葉を食害し、食欲旺盛
②年3回~6回ほどのサイクルで、産卵~成虫~産卵を繰り返すため、発生期間が長い
とカンキツ・レモンにとって良いことはありません。


幼虫は成長ステージによって見た目が大きく変わります。
↓↓はまだ小さいときの幼虫。この時点で処理したいところ。


↓↓はサナギ間近の幼虫。
ここまで成長すると食欲もすさまじいし、今までに食害された葉っぱもかなりの量になっているね。それに薬剤も効きにくい。
ここまで成長させてはだめ!

アゲハチョウ被害の様子


アゲハ蝶の食欲を甘く見ない!
アゲハ蝶の幼虫は成長に応じて、食害量も増えていきます。
また、1本の木に複数卵が植えつけられます。
最初のうちは、ほとんど被害が無いように感じられますが、油断しているとあっという間に、木を丸裸にされます。

放っておくと↑↑みたいに葉っぱを丸裸にされるよ。
こうなってしまうと、その年の収穫は厳しいし、木の衰弱もすさまじいよ・・・
アゲハチョウの幼虫対策
基本的に、
見つけ次第、捕殺



幼虫が小さいうちに、こまめに捕殺することがポイント!

数が多すぎて対処できないときや確実に処理したい場合は薬剤散布を行おう。
個人的なおススメ薬剤は「モスピラン果粒水溶剤」なんだけど、一般家庭ではなかなか手に入れにくいかも。
その時はベニカ水溶剤もいいかも。アゲハ類への登録があるね。

天然由来成分で防除したい場合はベニカナチュラルスプレーもおススメ!
大きくなった幼虫には効かないけど、若令幼虫には有効だから、ありだね!

「気づいたらすぐ処理する」・「こまめに木を観察する」ことが大切。
ということで、今回は「カンキツ・レモン気を付けたい害虫 アゲハチョウの幼虫」についてお話ししました。
その他の気をつけたい害虫については↓↓を見てみてね!



鉢植えカンキツ・レモンの栽培まとめもあるから、みてみてね!
