今回は「カンキツ・レモン 夏枝・秋枝の管理」について紹介していきます。
カンキツ・レモン栽培のまとめはこちらをチェック!
カンキツ・レモンの枝の種類
カンキツ・レモンには「春枝」・「夏枝」・「秋枝」の3種類があるんだ。
特に大切にしたいのは「春枝」だよ!
●春枝:春(4月~5月)に伸びる枝。
充実した枝になりやすく果実もなりやすい。優先的に残したい枝。
●夏枝:初夏(6月~7月)に伸びる枝。 樹形を乱しやすい。
徒長しやすく充実した枝になりにくい。
ミカンハモグリガの被害も受けやすいため優先して切り取る。
●秋枝:秋(9月~10月)に伸びる枝。 樹形を乱しやすい。
気温が下がり始める時期に発生するため充実した枝になりにくい。
夏枝と同じくミカンハモグリガの被害を受けやすいため優先して切り取る。
つまり「春枝」以外は切り取るってことじゃな。
作業時期
明確にこの時期!っていうのは言いにくいけどざっとこんな感じ!
パターン①「夏枝・秋枝が発生したら、都度行う」
●夏枝:初夏(6月~7月)
●秋枝:秋(9月~10月)
ごろに発生するため、夏・秋にそれぞれ切り取る。
パターン②「夏枝・秋枝をまとめて秋に切り取る」
秋枝が発生する9月~10月までまってからあわせて作業する。
手間がかかりにくく、気軽に行える。
※この記事でもパターン②で作業を行っています。
枝の切り取り作業風景
作業自体はとてもシンプル!
こんな感じ!
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切り口保護のため、「トップジンMペースト」または「木工用ボンド」を切り口に塗るとさらにGood!
かなりすっきりしたね!
「夏枝」・「秋枝」はあまり良い枝にならないし、樹形を乱しやすいから
作業前後を見比べると「夏枝」・「秋枝」が樹形を乱しやすい。っていうことがイメージしやすいんじゃないかな?
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ということでまとめ!
●カンキツ・レモンには「春枝」・「夏枝」・「秋枝」がある。
●優先して育成するのは「春枝」。それ以外の「夏枝」・「秋枝」は間引く。
●作業時期は細かく決めなくてもよいが、秋枝が発生してきたら作業を行うこと。
●「夏枝」・「秋枝」を間引くことが美しい樹形づくりには大切!
今回は 「カンキツ・レモン 夏枝・秋枝の管理」 についてご紹介しました。
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