お家でリンゴ栽培 栽培ガイド

yakumokaju
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まずは木の骨格を仕立てていく!
エスパリエ仕立ての仕立て方&枝の管理
枝の誘引
枝の誘引について
放っておいても枝は思った方向へ成長しません。
誘引で枝を伸ばしたい方向へと導き、エスパリエ仕立てに仕立てていきましょう。
誘引のポイントは「こまめに」・「無理なく」・「少しずつ」です。



こまめに誘引を行い、管理していけば、植え付け2年目夏には・・・
樹形がおおむね完成します。

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エスパリエ仕立ての超重要作業!
夏季せん定(7月~8月)
一般的にせん定は冬に行いますが、エスパリエ仕立てでは、夏にせん定を行います。
夏季せん定で樹形の維持と来年果実が着く位置を調整します。
①ひこばえの切除
ひこばえは株本から出てくる枝のことです。
残していても、養分の浪費&樹形を乱す要因になるため、全て切除します。



②骨格から発生した枝の切り返し
木の骨格から発生した枝を葉っぱ3枚~4枚残しで切り返します。
※切り返した枝から枝が再度伸び始めたら、再度伸び始めた部分を葉っぱ1枚残しで切り返す。
リンゴの着果習性と夏季せん定
リンゴは7月頃から、今年伸びた枝の先端部分に花芽(来年花をつける芽)が作られ始めます。
7月~8月に来年果実をならせたい場所まで枝を切り返しておけば、切り返した位置に花芽ができ始めるため、着果位置を調整(樹形の維持)することができます。



③骨格枝先端の切り返し
木の骨格が完成し、これ以上大きくしたくない場合は、任意の位置で骨格を切り返しておきましょう。

【夏季せん定前】

【夏季せん定後】

エスパリエ仕立ての仕立て方&枝の管理方法は以上です。
次ページでは収穫までの果実の様子を紹介していきます。