この記事では「お家でのシャインマスカット栽培」についてまとめて語っていくよ。
あんどん仕立てでの鉢植えブドウ栽培のまとめはこの記事をチェック!
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前提条件
シャインマスカットには様々な仕立て方・栽培方法があります。
この記事では
雨の当たる「露地栽培」
平棚を活用した「平棚H型整枝」
でのシャインマスカットを例に枝の管理・房づくりについてまとめてご紹介します。
木の骨格が完成している木での枝管理・房づくりについてご紹介していくよ!
【薬剤散布については病気対策の殺菌剤のみご紹介しています。必要に応じて殺虫剤を選び散布してください。】
【あくまでも薬剤散布の一例です。木の状態や周辺環境によって薬剤の選定は変更してください。】
【2022年での作業となります。薬剤散布をされる際は最新の農薬登録情報をご確認ください。】
薬剤散布「1回目」【4月下旬頃】
まずは1回目の薬剤散布!
ブドウを雨の当たる露地で栽培するならこまめな薬剤散布は必須だよ。
葉っぱが出始めた展葉初期に「オンリーワンフロアブル」で黒とう病対策を行おう!
【あくまでも薬剤散布の一例です。木の状態や周辺環境によって薬剤の選定は変更してください。】
【2022年での作業となります。薬剤散布をされる際は最新の農薬登録情報をご確認ください。】
薬剤散布「2回目」【5月上旬頃】
葉っぱが5枚~6枚でてきたら2回目の薬剤散布を行うよ!
「ドーシャスフロアブル」でべと病・黒とう病対策。
【あくまでも薬剤散布の一例です。木の状態や周辺環境によって薬剤の選定は変更してください。】
【2022年での作業となります。薬剤散布をされる際は最新の農薬登録情報をご確認ください。】
薬剤散布「3回目」&誘引開始【5月中旬頃】
5月中旬頃、葉っぱが9枚~10枚でてきたら3回目の薬剤散布を行うよ!
「オーソサイド水和剤80」でべと病・黒とう病対策。
薬剤散布ばっかりじゃないか。
こんなにこまめに散布するんか?
ブドウの病気の多くは雨を媒介に伝搬するからね。
雨が直接当たる露地栽培ではこれくらいの間隔で薬剤散布をしないと病気が発生するんだ。
大体10日おきに散布するイメージだね。
病気のないブドウを露地栽培で収穫するには必要ってことか。
【あくまでも薬剤散布の一例です。木の状態や周辺環境によって薬剤の選定は変更してください。】
【2022年での作業となります。薬剤散布をされる際は最新の農薬登録情報をご確認ください。】
あとは枝がある程度しっかりしてきたら、都度棚面に誘引していこう!
↓
枝の誘引はテープナーがあると便利だね!
こんなやつ↓
いろいろな種類があるからホームセンターで見てみるといいかも!
薬剤散布「4回目」【5月下旬頃】
5月下旬頃、開花前に4回目の薬剤散布を行うよ!
薬剤は3回目と同じ「オーソサイド水和剤80」。
【あくまでも薬剤散布の一例です。木の状態や周辺環境によって薬剤の選定は変更してください。】
【2022年での作業となります。薬剤散布をされる際は最新の農薬登録情報をご確認ください。】
ストレプトマイシン処理【満開 14 日前~開花始期】
シャインマスカットはジベレリン処理だけでは種が入ってしまう可能性があるから「ストレプトマイシン処理」を行おう!
●ストレプトマイシン処理とは
無核化(種無し化)の補助処理として行われます。
ブドウはジベレリンによって無核化(種無し化)を行いますが、品種によってはジベレリン処理だけでは完全無核化が難しいものがあります。
シャインマスカットのその1つです。
薬液の処理方法は色々「調整した薬液を房に浸けたり・スプレーしたり」
直接房にスプレーするのがお手軽かな。
【あくまでも薬剤散布の一例です。木の状態や周辺環境によって薬剤の選定は変更してください。】
【2022年での作業となります。薬剤散布をされる際は最新の農薬登録情報をご確認ください。】
花穂整形【5月下旬頃】
蕾のあつまり「花穂」が出てきて、ある程度成長したら花穂整形を行おう!
花穂整形で養分の浪費を抑えながら、房の形も整えていくよ。
花穂整形については個別の記事があるから詳しくはこちらをチェック!
ジベレリン処理「1回目」【6月上旬頃(満開~満開3日後)】
ブドウの花が満開になったらいよいよ1回目のジベレリン処理!
大切なのはタイミング!
満開~満開3日後の適期にしっかり行おう!
ジベレリン処理「1回目」については個別の記事があるから詳しくはこちらをチェック!
【2022年での作業となります。作業の前に最新の登録情報をご確認ください。】
笠かけ作業【ジベレリン処理「1回目」後、可能な限り早く】
露地栽培では雨は大敵!
可能ならジベレリン処理「1回目」の後に笠かけを行って病気から房を守ろう
薬剤散布「5回目」【ジベレリン処理「1回目」が終わった6月上旬頃】
梅雨入り前の薬剤散布。
ジマンダイセン水和剤でいろいろな病気からブドウの木を守っておこう!
【あくまでも薬剤散布の一例です。木の状態や周辺環境によって薬剤の選定は変更してください。】
【2022年での作業となります。薬剤散布をされる際は最新の農薬登録情報をご確認ください。】
薬剤散布「6回目」【6月上旬~中旬頃】
とにかく露地栽培では病気が多発するから油断せずにね!
ジマンダイセン水和剤+アドマイヤ―フロアブルの混用で病気・アザミウマ対策を行おう。
アドマイヤ―フロアブルはホームセンターになかったら取り寄せてもらおう!
【あくまでも薬剤散布の一例です。木の状態や周辺環境によって薬剤の選定は変更してください。】
【2022年での作業となります。薬剤散布をされる際は最新の農薬登録情報をご確認ください。】
摘粒・摘房【ジベレリン処理1回目~2回目】
ジベレリン処理「1回目」後、1週間くらいすると粒の太ってくるよ。
このタイミングで房の形を整えておこう!
それと同時に良くない房を間引いたりしながら着房数も調整するよ!
「摘粒・摘房」については個別の記事があるから詳しくはこちらをチェック!
ジベレリン処理「2回目」【1回目のジベレリン処理から10-15日後】
1回目のジベレリン処理から2週間くらいすると果粒が小豆くらいの大きさになってくるね。
このタイミングで2回目のジベレリン処理を行い果粒肥大を促そう!
「2回目のジベレリン処理」については個別の記事があるから詳しくはこちらをチェック!
【2022年での作業となります。作業の前に最新の登録情報をご確認ください。】
袋掛け【摘粒が終わったら】
「摘粒」が終わったら袋掛け!
病気や害虫から房を守ろう!
「袋掛け」については個別の記事があるから詳しくはこちらをチェック!
袋掛け後の薬剤散布(袋掛け後 約2週間おきに行う)
袋掛けが終わった後も定期的な薬剤散布!
大体2週間おきにICボルドー66Dを散布しているよ!
この時期から気温も高くなって薬剤散布がつらくなる時期。
何かしら防除を行わないと、ほぼ確実に病気が蔓延するから可能な範囲でしっかり防除を行おう。
【あくまでも薬剤散布の一例です。木の状態や周辺環境によって薬剤の選定は変更してください。】
【2022年での作業となります。薬剤散布をされる際は最新の農薬登録情報をご確認ください。】
仕上げ摘粒【1回目のジベレリン処理から50-60日後頃】
ここまでくれば収穫まであと少し。
袋の中を確認して、「仕上げ摘粒と房型の最終チェック」を行おう!
「仕上げ摘粒」については個別の記事があるから詳しくはこちらをチェック!
糖度チェック&収穫【1回目のジベレリン処理から95-100日後頃】
いよいよ収穫!
シャインマスカットは着色しないから糖度チェックを行ってから収穫するとさらにGood!
「糖度チェック」については個別の記事があるから詳しくはこちらをチェック!
記事は順次追記していくよ!!
youtubeと連動しているから、よければyoutubeもチェックしてみてね!!