今回は僕が4年かけて実証した「お家での果樹栽培 簡易雨よけ」について紹介していくよ。
雨よけ栽培をする目的
病気の発生リスクの軽減。
果樹の病気の多くは雨を媒介に伝搬します。
「栽培する場所が雨に当たるか・当たらないか」が病気の発生リスク・栽培のしやすさに直結します。
植木鉢やプランターで小さく栽培すれば、
ベランダや軒下などの雨が当たりにくい場所でも栽培できるから栽培難易度はグッと下げることができるね。
【軒下でプランター栽培しているリンゴ】
【軒下でプランター栽培しているナシ】
【軒下で鉢植え栽培しているモモ】
【プランター栽培で小さく育てて雨よけしているイチジク】
植木鉢・プランターで小さく育ててれば、雨よけも気軽に行えるけれど、
「地植えで大きく育てたい!」ってときもあるよね。
そんな時にどうするか。その対処方法について考えてみたよ。
地植え簡易雨よけ 「平面的な仕立て方 & 家庭園芸用雨よけセットの活用」
ビニールハウスを建てるのが正攻法だけれど、「そんな場所もお金もない。」
そんな時に気軽に行える地植え栽培 簡易雨よけ法はこれがベストな気がしているよ。
↓
「家庭園芸用の雨よけセットでは幅が足りないから、果樹で使用できない。」
という固定観念を逆引きして
「家庭園芸用の雨よけセットに収まるような仕立て方にすればいい」
を実践したのがこれ。
【エスパリエ仕立て】・【一文字仕立て】などの平面的な仕立て方ができる果樹は活用可能だと思うよ。
【エスパリエ仕立て】
【一文字仕立て】
エスパリエ仕立て:リンゴ・ナシ・サクランボ などで応用可能。
一文字仕立て:イチジク・ブドウ・モモ などで応用可能。
今回はコストパフォーマンスを最重視して5,000円以下(2023年5月時点の価格)となるよう、下のセットを使用したよ。
高さ:175cm・間口:130㎝であれば、少し狭いけれど問題ない感じがするな。
作業の様子は動画をチェックしてもらえるとイメージしやすいかも!
簡易雨よけの効果
下の写真を見てもらうと雨よけの効果が分かるはず!
【7月下旬の様子】
雨よけビニールからはみ出してしまった箇所の果実で病気が発生しているね。
簡易雨よけだから、雨よけセットの際部分ではこういったことが起こることもあるよ。
これは雨を媒介に発生する「炭疽病」だね。
でも! 雨よけビニール内の果実はご覧のとおり!
病気になっていないね。
↓↓の写真・動画を見ると雨よけの効果が分かるはず!
【収穫期の様子】
ということで今回は簡易雨よけについてご紹介しました!