今回は「カンキツ 秋の植え替え・鉢増し」について紹介していきます。
カンキツ・レモン栽培のまとめはこちらをチェック!
カンキツの植え替え作業適期
カンキツの植え替え作業適期は大きく2つ!
①3月~4月の春先
②10月~11月の秋
どっちがおススメとかあるんか?
おススメは春先だね。
春先であれば根っこが活動を始める前だから、根っこの整理・根切りも行いやすいしね。
秋も作業適期ではあるけれど、秋根といって秋に成長している根っこがあるから、あまり大きく根っこはかまわない方がいいんだ。
カンキツの植え替え・鉢増し作業
じゃあ、作業していくよ!
このカンキツは春先に根切り・鉢増し作業を行わなかったんだけど、秋に急激に弱ってしまったんだ。
恐らく、根っこの成長スペースがなくなったことによる衰弱かなぁ・・・
ということで、植え替え・鉢増し作業を行っていくよ。
【葉の葉緑素が抜け、弱ってきたカンキツ】
まずはカンキツを植木鉢から取り出そう。
取り出すときは植木鉢の周りを軽く叩いてあげると、取り出しやすくなるよ。
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やっぱり根っこがびっしりだね。
このままじゃあ根っこが元気よく成長できないから、より大きな鉢へ植え替えていこう!
ちなみに白い根っこが秋根だね。
秋根は養分を積極的に吸収してくれるから、秋根を傷つけないよう慎重に作業していくよ。
(秋根を傷つけたくないから、秋の植え替え作業では根切りが行えないんだ。)
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鉢底石として植え替える植木鉢の底に浅く赤玉土の大サイズを敷くよ。
(鉢底石は赤玉土の大サイズでなくても大丈夫です。)
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鉢底石が敷けたら、培養土を入れていくよ。
培養土は正直何でもいいけれど、果樹用の培養土を使用するのがお手軽でおススメ。
培養土を軽く敷いたら、植え替えるカンキツを置いてみて高さをチェック!
ちょうどよい高さに調整出来たら、残りのスペースに培養土を入れていこう。
↓
一度土を入れた後、根っこを傷つけないようにイボ竹などの棒で土の中の空気を抜くと、苗木と土がなじみます。
苗木のグラつきも抑えることができます。
土の中の空気を抜くと木が安定するよ。
土の中の空気が抜けると、土のボリュームが減るから、土を追加しよう。
この時、根っこを傷つけないように植木鉢のふち回りで作業を行うのがポイント!
作業の雰囲気は動画を見てもらうとイメージしやすいかも!
植え替えができたら、軽く肥料をあげておこう。
秋の肥料は即効性の方が望ましいね。
持っていたら即効性の肥料を使うとよりGood!
植え替えの時、接ぎ木部分が土に埋まらないようにしましょう。
接ぎ木部分が土に埋まると、木の生育が悪くなることがあります。
【指で押さえているところが接ぎ木部分】
これにて植え替え作業完了!
今回は「カンキツ 秋の植え替え・鉢増し」についてご紹介しました。
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