鉢植え・プランターイチジク栽培 冬の油かす肥料


今回は「鉢植え・プランター栽培イチジク栽培 冬の油かす肥料」について、おっちゃんとの小話スタイルで語っていきます。

そもそもなんで「油かす肥料」をあげるん?
化成肥料じゃだめなん?

化成肥料とは主な目的が違うんだ。
化成肥料は3大栄養素【N(窒素)・P(リン酸)・K(カリウム)】の補給が主な目的なんだけど、油かすは微量要素の補給が主な目的になるよ。
■時期:12月下旬~1月下旬
地域によって若干異なりますが、冬季がおススメです。
■目的:微量要素【(Mn(マンガン),Zn(亜鉛),B(ホウ素),Cu(銅)など)】の補給

微量要素?

微量要素っていうのは「植物の生育には欠かせない成分なんだけど、たくさん必要なN(窒素)・P(リン酸)・K(カリウム)と比べて、必要量が少ない栄養素のことだね。
たくさんは必要ないけれど、無いと困るから「微量要素」と呼ばれているよ。
微量要素は地植えであれば欠乏の心配はそこまでないけれど、鉢植え・プランター栽培だと補給が難しいから欠乏しがち。
というわけで1年に1回補給しておきたいってわけ!



油かす肥料は発酵済み・固形のものが扱いやすくておススメ!
↓こんなやつだね。



油かす肥料散布後の様子はこんな感じ。
与える量は肥料の種類や植え付け容器の体積によるから、与える肥料の説明書きを確認してね!
ポイントは1か所にまとめず、鉢全体に散らばるように置いてあげること!

油かす肥料は他の植物にも活用できるから、1つ持っていると色々と捗るよ!
ちょっとしたことだけど、こういった細かいポイントが、高品質な果実を収穫するには意外と大切なんだ。
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