地植えイチジク(一文字仕立て)の仕立て方

地植えイチジク栽培でよく用いられる一文字仕立て。
強樹勢品種(枝の伸びが旺盛な品種)では不向きとされていますが、
【管理が簡単】&【作業効率が良い】ことから、桝井ドーフィンなどの樹勢があまり強くない品種では、王道の仕立て方です。



本記事では地植えイチジクの一文字仕立ての仕立て方を紹介します。

植え付け1年目の枝管理
植え付け後、枝が成長してきたら、枝の育成&誘引をしていきましょう。
支柱を挿して、2本の枝を斜め45度くらいの角度に、誘引&育成していきます。


そのまま秋まで枝の育成を継続
11月ごろになったら、支柱を組んで枝を水平誘引していきます。
※春先も作業適期です。

まずは誘引用の支柱を組んでいきます。
使うのはイボ竹!
サイズは色々ありますが、今回は「φ16×2100㎜とφ16×900㎜」を使っています。


【φ16×900㎜】のイボ竹でX状に足場を作って、
その足場に【φ16×2100㎜】のイボ竹を固定していきます。


支柱が組めたら、枝を水平誘引していきます。






植え付け2年目の枝管理
植え付け2年目も木の骨格を育成させる時期です。
基本的には、植え付け1年目と同じような枝管理を行えばOKです。


秋または春先に1年目と同じように枝を水平誘引していけば・・・




木の骨格が予定の大きさまで成長したら、木の骨格から果実のなり枝を育成し、収穫していきましょう。
一文字仕立ては【管理が簡単】&【作業効率が良い】のが魅力です。
支柱の組み方も簡単ですので、家庭果樹にもおススメです。
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