カンキツ・レモン 「夏枝・秋枝の管理」


今回は「カンキツ・レモン 夏枝・秋枝の管理」について語っていくよ。
カンキツ・レモンの枝の種類
カンキツ・レモンには「春枝」・「夏枝」・「秋枝」の3種類があります。
特に大切にしたいのは「春枝」です。
①春枝:4月~5月に伸びる枝。
充実した枝になりやすく果実もなりやすい。優先的に残したい枝。
②夏枝:6月~7月に伸びる枝。 樹形を乱しやすい。
徒長しやすく、充実した枝になりにくい(果実のなり枝になりにくい)。
ミカンハモグリガの被害も受けやすいため、優先して切り取る。
③秋枝:9月に伸びる枝。 樹形を乱しやすい。
気温が下がり始める時期に発生するため、充実した枝になりにくい(果実のなり枝になりにくい)。
夏枝と同じく、ミカンハモグリガの被害を受けやすいため、優先して切り取る。


夏枝・秋枝の管理について
夏枝・秋枝は樹形を乱しやすく、果実のなり枝にもなりにくいため、発生したら切除していきましょう。
夏枝・秋枝をそのままにしておくと、養分の浪費につながります。
夏枝・秋枝をしっかり管理することで、来春に充実した春枝が出てくるよう促します。
作業時期

明確に「この時期」というのは、言いにくいですが、
ざっくりこんな感じです。
作業時期:9月中下旬~10月上旬
秋枝が発生する9月までまってから、樹形を乱す夏・秋枝を切除する。
作業の様子

作業自体はとてもシンプル!
「樹形を乱す」と感じた夏・秋枝を切除するだけ。





かなりすっきりしたね!
作業前後を見比べると「夏枝・秋枝が樹形を乱しやすい」ってことがイメージしやすいんじゃないかな?


カンキツ・レモン栽培ガイド
カンキツ・レモン栽培に関する栽培ガイドを製作中です。


ここまで読んでくれた方に、
最後におススメの書籍をご紹介!
初心者には
●NHK趣味の園芸12か月栽培ナビがおススメです。
より情報量が欲しいなら、
●栽培・利用加工 (育てて楽しむ)もおススメです。

【NHK趣味の園芸シリーズ】を買えば、家庭カンキツ・レモン栽培ではほぼ困らないと思います!