カキ

鉢植えカキ栽培 植え付けについて

yakumokaju

今回は「鉢植えカキ栽培 植え付け作業」について語っていくよ。

植え付け時期は3月~4月の春植えがおススメです。

秋植えも可能ですが、春植えの方がリスクが少なく失敗しにくいです。

作業の雰囲気は動画の方がイメージしやすいかも!

植え付け作業の様子

今回植え付ける品種は「さど乙女」!

ミニチュアサイズの果実がつく珍しい品種だよ。

ミニチュア柿! ベビーパーシモンが面白い! 今回はカキの変わり種品種「ベビーパーシモン」についてざっくり語っていくよ! https://kaju-fruits.com/...

早速植え付けていこう!

まずは培養土を鉢に浅く敷きます。

ポット苗木を入れてみて、ちょうどよい高さまで培養土を敷きます。

鉢底石を敷いてから培養土を入れたほうがよりGoodです。

※今回は鉢底石無しで植え付けています。

根っこは下に向かって成長するから下向きのスペースを確保した方が、根っこの生育スペースが増えるよ。

培養土が敷けたら、ポットから苗木を取り出そう。

ポットの周りをほぐしてあげると取り出しやすくなるよ!

ポットの周りを手でほぐす。

ポットから苗木を優しく取り出す。

苗木をそのまま鉢中央に置き、

優しく土をかぶせる。

根っこをかまわない方が生育が安定している気がするね。

今回もそのまま優しく植え付けているよ。

イボ竹などの棒で土を繰り返しさして、土の空気を抜く。

一度土を入れた後、根っこを傷つけないように、イボ竹などの棒で土の中の空気を抜くと、苗木と土がなじみます。

苗木のグラつきも抑えることができます。

土の中の空気を抜くと木が安定するよ。

ただし、根っこを傷つけないよう注意すること!

土の中の空気が抜けると、土のボリュームが減るから、土を追加しよう。

植え付け出来たら苗木の切り返しも行っておこう!

芽数と供給養分のイメージ

トップジンMペーストで切り口を保護。

あとは肥料と水をあげれば植え付け作業完了!

支柱を挿して木を固定したいところだけど、ポットの根鉢を傷つけそうだから今回は支柱固定はなし!

接ぎ木部分が土に埋まってしまうと、穂木品種(果実を収穫するための品種)からも発根する可能性があります。

台木品種(根っこを活用するための品種)を接いで接ぎ木苗にしているのは理由があります。

穂木品種からも発根させてしまうと、接ぎ木苗の意味が薄まります。

これは他の果樹でも言えることだよ。要注意!

接ぎ木部分が埋まってしまうと木が弱る可能性もあるよ。

鉢植え栽培 準備するもの

※★印は必須。Δ印はあった方がよいもの

★苗木

★植木鉢

★培養土

※果樹専用でもいいですが、野菜用の培養土に赤玉土(小・中)を混ぜて代用OK

★土入れ(スコップ)

Δ予備の植木鉢・プランター

※培養土をブレンドする時はあると便利

Δ鉢底石 ※赤玉土(大)で代用OK

Δ緩効性肥料

Δイボ竹支柱 ※土の空気抜き・支柱の固定であると便利

Δ麻ひも ※支柱に苗木を固定するとき使います。

Δジョウロ

Δ水分計 ※鉢植えの場合あると便利

Δ木工用ボンドまたはトップジンMペースト

ということで今回は「カキの鉢植え作業」ついてご紹介しました!

やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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