「1月~3月に花が咲く樹種を育てたい」
「美味しい生アンズを食べてみたい」
といった方におススメの品目です。
ウメはイメージ湧くけれど、アンズはあまりイメージが湧かんなぁ。
栽培方法はほとんど同じだね。
アンズは別名「アプリコット」と呼ばれているよ。こっちの名前の方が馴染みのある人もいるかも。
ウメも素敵だけど、個人的にはアンズが一押し!
栽培の難易度や栽培概要はざっくりこんな感じ!
栽培難易度:■■□□□(簡単)
収穫時期:6月~7月
※品種による
収穫までの必要年数(鉢植え):3年
収穫までの必要年数(地植え):3~4年
おすすめ品種:紅さし(ウメ)、ニコニコット(アンズ)、おひさまコット(アンズ)
栽培適地(ウメ):年間平均気温12~15℃の温暖な地域
※基本的に全国で栽培可能です。
栽培適地(アンズ):東北地方など冷涼な地域
1品種でなるか:△(受粉樹が必要な品種あり)
おススメ仕立て方:開心自然形(鉢植え・地植え どちらでも)
おススメ品種「紅さし」・「ニコニコット」・「おひさまコット」なら受粉樹不要!
1本から収穫できるよ。
より詳しく知りたい場合はこちらの本もおススメ!
少し盆栽よりの情報が多い気もしますが、イラスト・写真が多く基本を理解するのであれば分かりやすくておススメです。
①冬~春にお庭を彩る樹木として魅力的!
②完熟生アンズは栽培しないとまず出会えない!
おススメポイント① 冬~春にお庭を彩る樹木として魅力的!
ウメの開花時期:1月~3月(品種による)
アンズの開花時期:3月~4月(品種による)
1月~3月にきれいな花を咲かせます。また花は非常に良い香りがすることも特徴です。
ウメ・アンズは冬~春の厳しい寒さの中咲くんだ。
素敵だよね。
「お花見」といえば桜だけど、昔は「お花見」と言えばウメのことだったんだ。
和歌にもたくさん詠まれているね。
おススメポイント② 完熟生アンズは栽培しないとまず出会えない!
たしかにアンズがスーパーで売っているのを見たこと無いな。
アンズはとても日持ちが悪い品目なんだ。
日本の産地は青森県と長野県に集中しているから「東北地方以外で生のアンズに出会うことはまずない」と言っていいんじゃないかな?
だからこそ、栽培する価値があるとも思うよ!
①意外と害虫が多い
②受粉樹が必要な品種がある
注意ポイント① 意外と害虫が多い
ウメ・アンズは丈夫な樹木だから
病害虫についてそれほど気にしなくても大きな問題にならないんだけど、強いて言うなら害虫が多いです。
ケムシ類やアブラムシ、カイガラムシなんかはかなり発生します。
虫が苦手な人はちょっと気にしておいた方が良いかも。
注意ポイント② 受粉樹が必要な品種がある
ウメは受粉樹が必要だったり、あった方が良い品種がちょこちょこあるね。
1本でなる品種もあるってこと?
1本でなる品種もたくさんあるよ。
これから紹介するおススメ品種は1本でなるけれど、他に栽培したい品種がある場合は受粉樹の必要性についてチェックしておいた方が無難かな。
- 紅さし(ウメ)
- ニコニコット(アンズ)
- おひさまコット(アンズ)
①紅さし
ウメといえば「南高」・「白加賀」なんて言われるけど、最近はこの「紅さし」が増えてきているよ。
新しくウメ栽培を始めるのであればチェックしてみて!
②③ニコニコット・おひさまコット
これからアンズを栽培するのであれば「ニコニコット」・「おひさまコット」の2択!
初めて果樹栽培をする時に恐らく一番悩むのが仕立て方です。
果樹栽培では着果習性を利用しながら品目ごとに仕立て方を変えていきます。
ウメ・アンズにも色々な仕立て方があるけど、
王道は・・・
開心自然形(かいしんしぜんけい)
本当は「ジョイント仕立て」も紹介したいんだけど、
「ジョイント仕立て」は特許料払わないといけないから、家庭果樹ではあまり現実的じゃないかなぁ
特許料を払わないといけない栽培方法なんてあるん!?
あるよ。
栽培方法はそれ自体に価値があるんだ。
開発までに何年も何年もかかって出来上がる技術だからね。
そこにはたくさんの労力が注ぎ込まれているし。
ちなみに「ジョイント仕立て」は神奈川県が開発した技術なんだけど、生産農家であれば特許料を払ってでも導入すべき技術だと思うな。
それぐらいすごい仕立て方なんだ!
なるほど。
品種以外に栽培技術も財産ってわけやな。
今回は個別品目紹介:ウメ・アンズ
ということでウメ・アンズ栽培を始める前の概要についてさらっとお話ししました!
ウメ・アンズ栽培のまとめはこの記事をチェック。
品目一覧はこの記事をチェック!