今回はいつもの鉢植え栽培から少し離れて、地植え棚栽培について。
果樹棚を自作するときに、できると捗る「金属パイプの切断」についてざっくり語っていくよ
果樹の棚栽培について
ブドウやキウイといった、つる性の果樹は基本的に棚に枝を這わせながら栽培します。
その他の果樹でも果樹棚があると、仕立て方のバリエーションが広がります。
その他にも品目問わず、
・枝を水平に誘引したいとき
・樹形を思い通りに仕立てたいとき
にも果樹棚は活用されます。
魅力いっぱいの果樹棚だけど、果樹棚を作るのはけっこう大変!
まずは金属支柱で果樹棚を作る必要があるんだ。
でも、金属支柱は短いもので1m、そこからは1.5m・2m・2.5mと50㎝刻みでしか販売していないことがほとんど。
金属支柱を購入後、自由な長さで切断できれば、樹棚の設計自由度はかなり上がるし、費用も安く済ませられたりとメリットたくさん!
金属支柱の切断方法
準備するもの
●パイプカッター
グリップ部分のノブ(金色の部分)を回すことで刃が移動する。
ベアリングがついており、ベアリングと刃の間にパイプを挟み込み、少しずつ刃を締め上げることでパイプを切断する。
その名の通りパイプを切断するための専用道具。
これがあれば、金属支柱をきれいに切断できるよ!
いろいろな種類があるけれど、「切断パイプ径:48.6mm以上、最大切断肉厚:3mm以上」の規格が絶対おススメ!この切断能力があれば果樹棚自作ではほぼ困らないから!
個人的なおススメはPCB-50!
少し安いモデルにPC-50もあるけれど、そこまで価格が変わらないし、使用感は圧倒的にProの方がいいね。
金属支柱 切断手順
① 切断したい金属支柱を固定。パイプカッターを切断したい箇所に挟み込む。
↓
② 刃を軽く締めた状態でパイプカッターを数回転させ、パイプに切断用のガイドラインを入れる。
↓
③「パイプカッターを数回転 →ノブを軽く回して刃を締める」を繰り返す。
刃はいきなり締め過ぎないこと!
少しずつ締めないと「きれいに切断できない」・「刃が曲がる」といったトラブルが発生しやすいよ。
↓
④何回か繰り返すとパイプが自然と切断できます。
ご覧の通り!
このパイプはφ25.4。切り口断面のきれいさは専用道具ならでは!
φ48.6の単管パイプもご覧の通り!
パイプカッターがなくても果樹棚は作れるけれど、パイプカッターを活用すれば自由度UP・コストDOWN!
1個持っているだけで夢が広がると思うな!
果樹棚の番線張りについても紹介しているからよければチェックしてみてね!
●パイプを切断する専用道具。
※ 「切断パイプ径:48.6mm以上、最大切断肉厚:3mm以上」の規格がおススメ
●金属支柱を自由な長さで切断できるため、金属支柱の本数を抑えることができ、結果として棚自作費用を抑えることができる。
●果樹棚の設計自由度も大きく上がる。
ざっくりこんな感じ。
知っていれば何てことない作業だけれど、情報が少ないから初めての時に困る作業だよ。
少しでも参考になれば嬉しいです!