お家で果樹栽培! 何を育てる?品目紹介!

果樹栽培と一口に言っても果樹に非常にたくさんの品目があります。
この記事では【独断と偏見による、品目ごとの特徴】について簡単にご紹介します。
それぞれの品目について詳しく知りたい場合は【詳しくはこちら!】からどうぞ
イチジクは数ある果樹品目の中でも栽培しやすい品目です。
「病害虫被害が少ない」・「特別な管理も必要ない」ことから、初めての果樹栽培でも気軽に取り組める品目です。
「日持ちしないため、完熟果がスーパーに出回りにくい」・「品種はとても多いのに、市場流通品種は非常に少ない」といった理由から、お家で栽培するメリットも大きい品目です。
美味しい完熟イチジクを食べるには栽培するのが一番の近道です。


ブラックベリーは数ある果樹品目の中でも、特に栽培しやすい品目です。
「枝がつる性のため、イチジクよりも枝管理が簡単」・「病害虫被害がほとんどない」・「特別な管理も必要ない」ことから、かなり気軽に栽培できます。
「完熟果は傷みやすく、市場には冷凍や加工されたものぐらいしか出回らない」といった理由から、お家で栽培するメリットも大きい品目です。
甘酸っぱくかわいらしい果実は、ガーデニング品目としても魅力的です。




カンキツは「ミカン類」・「雑柑類」・「スイートオレンジ類」・「ユズ類」など多種多様です。
様々な品種があるため、お気に入りの品種もきっと見つかるはずです。
木が成長するまではすこし手がかかりますが、比較的栽培しやすいため、家庭果樹として広く植えられています。
割と放任でも収穫まで楽しめますが、少し手を加えるだけでスーパーに出回るような綺麗な果実を収穫できます。



レモン
レモンはお菓子作り・料理・ドリンクなど様々なシーンで活躍する果樹です。
あまり家庭果樹のイメージがないかもしれませんが、気軽に栽培できるおススメ品目です。
花も可憐で美しく爽やかな香りがするため、ガーデニング品目としても魅力的です。


「病害虫に比較的強い」ことから比較的栽培が簡単です。
①オス・メス2品種を用意する必要があること
②枝を這わせるための支柱が必要であること
③枝の成長が旺盛で、想像以上に大きく成長すること
に注意すれば、失敗するリスクは少なく、栽培を楽しめます。
一般的な「緑系品種」に加えて、最近では「黄色系」・「赤系」と品種のバリエーションも広がり、栽培しないとなかなか食べることのできない品種が増えました。


ウメは古くから日本で栽培されてきた家庭果樹の主要品目です。
果実だけでなく花は観賞用としても人気があります。
アンズは梅と遺伝的に近縁な品目で、ウメと異なり生食できる品種もあります。
特有の甘い香りから女性から人気の高い品目です。
アンズは非常に痛みが早いため、完熟アンズは市場にまず出回りません。栽培するのが一番の近道です。


ブルーベリーはコンパクトに栽培できるため、手軽に果樹栽培をしたい方におススメです。
ガーデニング品目としても人気が高く、お庭を華やかに飾ってくれるでしょう。
完熟果はスーパーにはあまり出回らないため、季節の味を満喫したいのであれば、お家で栽培するのが一番です。
特別な技術は必要ありませんが、1本では結実しにくいので、2品種を植えることをおススメします。
※ブルーベリーの品種組み合わせには相性があります。


ブドウは家庭果樹としてとても人気のある品目です。
①品種によって色・大きさが異なるため、品種を選ぶ楽しさがあること
②房の形を自由にデザインできること
から、とてもクリエイティブな果樹です。
植え付けから収穫までの年数が他の果樹と比べて短いことも魅力的です。
栽培が難しいイメージを持たれがちですが、簡易でも良いので【雨よけ】できれば、意外とお手軽に収穫まで楽しめます。


モモは子供・女性人気の高い品目です。
贈答用によく用いられることから高級果樹のイメージがありますが、お家でも収穫を楽しめます。
花も非常に可愛らしく、3月3日のひなまつり「桃の節句」の花として親しまれています。
モモは「果樹品目の中でも特に過湿を嫌う」品目ですが、鉢植え栽培であれば水はけの問題が解決するため、比較的栽培しやすくなります。




リンゴと双璧をなす果樹の代表品目です。リンゴと異なり日本各地で栽培されています。
ほとんどの品種が自分の花粉では結実しないため、相性の良い2品種を一緒に植える必要があります。
栽培難易度はリンゴ同様少し高めですが、簡易雨よけを活用することで栽培難易度はグッと下げることが可能です。


サクランボは特に女性人気の高い品目です。
その果実の美しさからよく宝石に例えられ、贈答用に使用されます。
栽培に要求される条件が多いこと、病害虫被害の発生リスクが高いことから栽培難易度は高めです。
※サクランボ(オウトウ)には「甘果オウトウ」・「酸果オウトウ」・「中国オウトウ」の3系統がありますが、やくも果樹研究所ではいわゆるサクランボにあたる「甘果オウトウ」についてご紹介します。