ブドウ

シャインマスカット栽培 ジベレリン処理(2回目)

yakumokaju

今回はシャインマスカットの房づくり必須作業「ジベレリン処理(2回目)」について語っていくよ。

シャインマスカット栽培のまとめは↓の記事を見てみてね。

まとめはこちら
シャインマスカット栽培【栽培ガイド】
シャインマスカット栽培【栽培ガイド】

この記事はYoutube「果樹栽培ch」と連動しています。

動画の方が作業の雰囲気は伝わりやすいかもしれません。

1

ジベレリン処理とは

「植物ホルモン:ジベレリン」を使って、

①着果を安定させ、種無化

②果実肥大

させるホルモン処理です。

1回目のジベレリン処理の目的は、①着果を安定させ、種無化。

2回目のジベレリン処理の目的は、②果実肥大

ジベレリン処理をしないと、品質の高いブドウを安定して栽培することは難しいです。

ジベレリン処理を2回行った房
ジベレリン処理を1回しか行わなかった房

2

ジベレリン処理(2回目)作業適期

果粒が小豆くらいの大きさになったとき

※ジベレリン処理【1回目】から10-15日後

3

ジベレリン処理(2回目)作業方法

手順については上の動画を見てもらうのが一番だと思うけれど、文章でもまとめるね。

手順は下のとおり。

①ジベレリン液の調整

シャインマスカットの場合、ジベレリン粉末(ジベレリン50㎎)小袋を水2Lに溶かせば調整完了です。

※2020年の登録状況です。

※作業時は最新の登録情報を確認してください。

②ジベレリン処理

作業適期の房をジベレリン液に浸漬させます。

ジベレリン液が長時間房に絡みついたままだと、跡が残ったりするため、ジベレリン液に漬けた後は、液を軽く弾き飛ばします。

曇りや湿度の高い日は、ジベレリン液が乾くまでに時間がかかり、跡が残りやすいです。

晴れていて少し風のある日が理想条件です。

ジベレリン液による薬焼けの跡(ジべ焼け)

目印をつける

ジベレリン処理(2回目)を行った目印として、花穂整形の時に残しておいた最後の目印をちぎりとります。

これで視覚的に未処理・処理済みの房を見分けます。

こんな感じ!

ジベレリン処理で必要なものも↓にまとめておくね。

露地栽培(雨が当たる場所での栽培)の場合、ジベレリン処理は雨の日にはできません。

雨の日はジベレリン液が流れちゃうからね。

つまり、露地栽培の場合はジベレリン処理は房の状態と天候条件が重ならないと上手くいかないってこと。

毎年ジベレリン処理が上手くいくか神頼みっていうのは嫌だよね。

笠かけを行うことで、簡易的に雨よけもできるから、興味がある方は↓↓の記事をみてみてね。

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シャインマスカット 傘かけ作業
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ということで今回は「ジベレリン処理(2回目)」についてご紹介しました。

次の作業は摘粒(2回目)&袋掛け

次の作業はこちら
シャインマスカット栽培 摘粒(2回目)&袋掛け
シャインマスカット栽培 摘粒(2回目)&袋掛け

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やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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