モモ

鉢植えモモ栽培 植え付け作業 

yakumokaju

①苗木の予約・手配:9月~

専門業者から手配するときは、大体9月から苗木の予約が始まります。

ホームセンターで苗木を購入する場合

植え付け直前の購入(3月中下旬頃)で大丈夫です。

専門業者から苗木を手配する場合、植え付けまでのスケジュールはご覧の通り!

専門業者から購入するのは少しハードルが高い場合はホームセンターでOK!!

「植え付け前に苗木を買って、すぐに植え付ける」ことも気軽にできるね。

近所のおっちゃん

②・③苗木の発送・仮植え

専門業者に予約注文すると、大体11月下旬~12月中旬に苗木が発送されてきます。

地植えの場合、「仮植え」を行い越冬後に「春植え」するのがセオリーですが、鉢植え栽培かつ寒冷地以外であれば苗木到着後すぐに「秋植え」でも大丈夫です。

教科書的なことを言うと「仮植え」→「越冬」→「春植え」の手順なんだけど、

「鉢植え栽培」かつ「寒冷地以外」なら、苗木が届き次第、秋植えでもOK!

さらに、ポット苗木の場合、一応周年植え付け可能! 

「仮植え」について

ちなみに「仮植え」作業はこんな感じ。

①給水はしっかり最低6時間は行う

②仮植穴は水はけのよいところ

③苗木はやや斜めになるように寝かせる

④そっと土をかぶせて

⑤ワラで霜よけ&防寒

④植え付け

モモは「1本で結実するもの」と「受粉樹が必要な品種」があります。

栽培する品種が「受粉樹不要なのか」「受粉樹が必要なのか」は事前に確認しましょう。

鉢底石として赤玉土(大)または(中)を鉢に浅く敷きます。

培養土と赤玉土(小・中)をブレンド。赤玉土の割合を増やして水はけを向上させています。

果樹専用の培養土は少し高いから安く済ませたい場合や品目ごとに土の配合を調整したい場合は自分でブレンドしてみよう!

植木鉢に培養土を敷きます

ポットから苗木を優しく取り出します。

根っこが渦巻いているね。

発芽前の適期植え付けでも、根っこをほぐすのが難しいと感じた場合は「そのまま植え付け」でOK!

優しく土をかぶせ、苗木を植えつける。

つまり、「浅植え」とすることで根っこの生育スペースが増え、生育が良くなるってわけ!

あとは水と肥料をあげれば基本作業は完了!

本当は支柱を立てて苗木を固定したいけど、根っこをほぐさずにそのまま植え付けているから根っこを傷つけるリスクを考慮して今回は支柱は立てません。

残していても込み合うだけだからね。

方向・発生個所が重なっている枝

こういった枝は1本にする

⑤鉢植え栽培 準備するもの

※★印は必須。Δ印はあった方がよいもの

★苗木

★植木鉢

※植木鉢は10号以上のサイズがおススメです。

★培養土

※果樹専用でもいいですが、野菜用の培養土に赤玉土(小・中)を混ぜても代用OK

★イボ竹支柱

★麻ひも

★土入れ(スコップ)

Δ予備の植木鉢・プランター

Δ鉢底石

※赤玉土(大)で代用OK

Δ緩効性肥料

Δジョウロ

Δ水分計

※鉢植えの場合あると便利

Δ木工用ボンドまたはトップジンMペースト

何事も最初が肝心。植え付け適期に作業することが失敗しにくいコツ!

ということで今回は「モモの鉢植え作業」ついてご紹介しました!

やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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