今回は接ぎ木を活用した「1本の木から複数品種を栽培する技術」についてご紹介!!
以前の記事で
夏果秋果 兼用品種 で夏果と秋果どちらも収穫する方法
についてご紹介しました。
今回は
1本のイチジクから複数品種を収穫する方法
をご紹介します。
1本の木から複数品種育てるなんてできるん?
果樹の場合は可能だよ!
極論でいえば、枝ごとに異なる品種を育てることも可能!
今回はイチジクで1本の木から複数品種育てる「カクテル果樹:イチジク」について紹介していくよ!
接ぎ木によるカクテル果樹:イチジクの作成方法
■接ぎ木作業時期:3月下旬~4月上旬
※接ぎ木する穂木は2月~3月上旬に採取。その後冷蔵保存しておく。
■接ぎ木方法:切り接ぎ または 割り接ぎ
おススメ組み合わせ
「ザ・キング」&「ビオレ・ソリエス」
夏果・秋果1品種ずつ選ぶとしたらこのコンビが個人的にはおススメ!!
「ザ・キング」
イチジクには珍しい6月下旬ー7月下旬に収穫される品種です。
果皮の色は緑色で一見甘く見えませんが、食味は肉質のなめらかさ・さわやかな味わいから非常に優れます。舌ざわりのなめらかさ・さっぱりとした風味からアイスクリームにしばしば例えられます。
イチジクには珍しい夏果品種。
見た目以上に甘く美味しい品種。完熟果を凍らせればまさしく「アイスクリーム」
「ビオレ・ソリエス」
黒イチジクと呼ばれるように果皮は黒紫色で見た目も特徴的な品種です。
糖度は20度以上にもなり、甘味が非常に強い品種です。
甘いだけでなく、肉質・風味に優れるとても美味しい品種です。
とにかく美味しいが、栽培しにくい。
美味しい品種を育てたいならコレ!!
●接ぎ木を活用すれば、1本の木で複数品種栽培可能
●接ぎ木の適期は3月下旬~4月上旬
今回はイチジクの接ぎ木についてご紹介しました。
イチジク栽培のまとめはこの記事をチェック