鉢植えラズベリー栽培(植え付け~初収穫)
ラズベリー栽培概要
ラズベリーは果樹品目の中でも、栽培しやすい品目です。
「枝葉が元気に成長すれば、果実がなる」・「病害虫被害があまりない」ことから、気軽に栽培できます。
果実の成熟期・収穫期がちょうど梅雨と重なることが多く、「雨による果実の傷み」・「傷んだ果実から病気・カビが発生」することがある。
と栽培の敵は雨ですが、
鉢植え栽培であれば軒下やベランダで、簡易雨よけも容易のため、栽培難易度はグッと下げることができます。
「完熟果は傷みやすく、市場には冷凍や加工されたものぐらいしか出回らない」といった理由から、お家で栽培するメリットも大きい品目です。
美しくかわいらしい果実は、ガーデニング品目としても魅力的です。
鉢植えラズベリーの栽培管理
鉢植えラズベリーの栽培管理はお手軽です。
4月~5月に発芽・成長してきた枝を、支柱に這わせたり・固定しながら大切に管理していけばOKです。
肥料は緩効性肥料を3月・6月・9月にあげればOKです。
足りないなと感じた際は必要に応じて、速効性の肥料や有機質肥料を与えます。
6月~7月の初夏のみ収穫できる一季なり品種、
6月~7月と9月~10月の年2回収穫できる二季なり品種があります。

栽培見本として、一季なり品種のラズベリーを鉢植えで栽培してみたよ。



植え付け1年目は枝の誘引もほとんど必要ないかもしれないね。
↑の鉢植えラズベリーもイボ竹支柱を1本挿して、株がぐらつかないように固定しているだけだよ。
そのまま冬まで栽培管理すると、

開張性品種のため、枝が開いているのが分かる。

株本から何本か枝が発生しているのが分かるね。
ラズベリーは地下茎から新しい枝・株が発生することで木が大きくなるんだ。
株本や枝から発生する枝を「シュート」
親株から離れたところに発生する小株を「サッカー」と呼ぶよ。
※名称は覚えなくても問題ありません。
↑の場合は株本から新しい枝が発生しているから「シュート」がいくつか発生しているってことだね。



植え付け2年目になると、1年目に発生した枝に花が咲いてくるね。
ラズベリーの花は花びらがとても小さく、控えめなかわいい花。

果実が成長すると・・・



収穫時期には宝石みたいな果実がいっぱいなるよ!


6月~7月に果実をつけた枝はその年のうちに枯れてしまうけれど、来年果実をつける枝が並行して成長しているんだ。
ラズベリーを栽培していると、そんな命のリレーみたいなものを感じるね。

ここまで読んでくれた方に、
最後におススメの書籍をご紹介!

このの一冊で家庭ラズベリー栽培はほぼOK!
鉢植えブラックベリー栽培についてもまとめているから見てみてね!



