ブドウ栽培 房づくり必須道具【摘粒バサミ】


今回はブドウ栽培 房づくりで必須の道具【摘粒バサミ】について、おっちゃんとの小話スタイルでお話していくよ!
ブドウ栽培おススメアイテムもまとめているからよければ見てみてね!

摘粒作業について

そもそも摘粒ってなんぞ?
摘粒とは
一言で言うと【養分を有望な果粒に集中させると同時に、房の形をデザインする作業】です。
ブドウは自然状態(ほったらかし)では美しい房に仕上がりません。
また、自然状態では1房当たりの果粒数も多すぎるため、そのままでは養分が多くの果粒に分散し、美味しい房に仕上がりにくくなります。
【品種ごとに基準となっている着粒数に調整】&【房の形を調整】する作業が摘粒です。

例えば、シャインマスカットだと【1房当たり30-40粒】が基準!
品種ごとに違うから、調べてみてね!
摘粒例&房の成長見本(シャインマスカット)



↑↑でもまだちょっと多いかな。




摘粒してなかったら、果粒が成長するスペースはなかっただろうから、↑↑みたいに立派な房にはならなかっただろうね。
最悪、【房内部で果粒が圧迫される】→【房内部で割れる】なんてこともあるからね。
ブドウの房づくりには摘粒作業が必須なんだ。

なるほどな。

ということで、摘粒の必要性が分かったところで、摘粒バサミについて紹介していくよ!
摘粒バサミについて
摘粒バサミとは
ブドウの房づくり用に設計されたハサミ。
ブドウの房を傷つけないよう刃が薄く、刃の先端に丸みを持たせたものが多い。
切れ味も鋭く、ブドウの果軸もストレスなく切除できる。

取り回しが良くて、切れ味もあるから、ブドウの房づくり以外にも農作業で役立つよ。
ブドウは栽培してないけど、野菜作りでちょうどいいからって使ってる人もいるね。

なるほどな。
ちなみにおススメはあるんか?

おススメはサボテンの【オートマチックぶどう鋏】!
磁石の反発を活用した自動ハンドルは慣れるとやみつきになるよ!
こんなやつ↓↓


先端の尖った【先細タイプ】と先端が丸い【先丸タイプ】があるよ。
個人的には果実を傷つけにくい【先丸タイプ】がおススメ。


さらに、【直刃】と【そり刃】の2種類があるから、
【直刃】×【先細タイプ】
【直刃】×【先丸タイプ】
【そり刃】×【先細タイプ】
【そり刃】×【先丸タイプ】
の4種類があるね。


4種類あるって言われても、どれを選んだらいいんや…
おススメはないんか?

個人的には【そり刃】×【先丸タイプ】一択だね
正直好みもあると思うけど、僕の周りはみんな「そり刃の方が慣れると使いやすい」って言ってるかな。
商品で言うとこれだね↓↓

オプションのマグネットを買えば、磁石の反発強度を調整できるよ。
標準の磁石でちょうどいい感じがするから、正直これはなくてもいいかな。
より自分仕様にカスタマイズしたい人はチェックするくらいでいいと思うよ。

摘粒バサミは【そり刃】×【先丸タイプ】がおススメなのは分かったけど、
【オートマチックぶどう鋏】をおススメするんはなんでや?

単純に【摘粒作業がしやすいから】だね。
摘粒作業って一日中ハサミを握って作業するんだけど、何百回何千回とハサミを動かしていると、ハサミで切った後(ハサミを閉じた後)にハサミを開くのがしんどくなってくるんだよ。
【オートマチックぶどう鋏】は磁石の力で自然にハサミが開くから、慣れるとめっちゃ楽だよ。
↓↓試しにロックしてハサミを閉じる。

↓ロックを外すと・・・自然に開く!


磁石でハサミが自動で開くってどういう仕組みや?

仕組みはシンプル!
ハンドルの内側に磁石がセットしてあって、その磁石の反発を利用してるだけ!
オプション購入で磁石の厚みを変えれば、磁力の調節もできるね。
シンプルだけど、天才だと思うよ。


ハサミ全体がメモリになってるのも嬉しいポイント!
花穂整形とかで役に立つんだよね。
ほんとにブドウ栽培のために作られたハサミって感じ!
ぜひ試してみてほしいな。


【オートマチックぶどう鋏】よさそうやな。
試しに1本買ってみるわ。