鉢植えモモ栽培 摘果について


今回は「鉢植えモモ(植え付け2年目) 摘果」について、おっちゃんとの小話スタイルで語っていくよ。

モモの栽培ガイドは↓↓を見てみてね!


摘果について

おっちゃん!
いよいよ植え付け2年目のモモに果実がついたね。

せやな!
収穫が楽しみや!


これだけたくさんの果実が着いたってことは今年は大漁やな。
家で食べきれんくらい取れそうじゃ!

おっちゃん。全部は収穫できないんだ。
ならしすぎると「木が弱る」・「果実が美味しくならない」って問題が発生するからね。
モモには「適正着果量」というものがあります。
品種にもよりますが、「果実1個あたり葉っぱ50枚~60枚」の着果量が基準とされることが多いです。
適正着果量を超えて果実を着けると、果実が美味しくないだけでなく、木が弱ります。

適正着果量を無視して果実をならしすぎるのはNG!
というわけで摘果していこう。

欲張って摘果しない方が損ってわけじゃな。
仕方ない、摘果してこうか。
摘果(1回目)

モモには「生理落果」と言って、自然に果実が落ちる現象もあるから、
一度の摘果で、一気に適正着果量まで間引くのはリスクが高いよ。
摘果後に生理落果が発生すると、収穫自体、危うくなる可能性があるね。

どうしたら?・・・

1回・2回と段階的に摘果を進めていけば大丈夫!
1回目の摘果では、不受精果や生育が劣るものを、ざっと摘果していこう!
こんなやつだね↓↓


摘果作業のbefore afterはこんな感じ!




こんな感じで他の枝も作業していこう!
摘果後もまだ適正着果量には多いけど、成長の様子を見ながら、少しずつ調整していくのが、失敗しにくいコツだと思うよ!
摘果(2回目)

おっちゃん! 1回目の摘果から1週間がたったね。
果実の良し悪しが、より分かるようになった気がしない?


せやな。
成長に差が出てきたのが分かるな。

そうしたら、2回目の摘果を行って、適正着果量に近づけていこう!
モモには「適正着果量」というものがあります。
品種にもよりますが、「果実1個あたり葉っぱ50枚~60枚」の着果量が基準とされることが多いです。
適正着果量を超えて果実を着けると、果実が美味しくないだけでなく、木が弱ります。

枝葉のない箇所の果実はどうしても生育が悪くなりがちだから、そういった果実を優先的に間引こう!
こんなやつ↓↓


あとは上向きの果実も優先して間引こう。
こんなやつ↓↓


枝葉の無い箇所の果実を間引くのは分かるけど、上向きの果実を優先的に間引くのはなんで?

果実が大きく成長した時に、自重で果柄が折れることがあるからだよ。

なるほど!

枝葉がしっかりしている箇所の果実はいい感じだね。
こういった果実は優先して残したいところ。





こんな感じで他の枝も作業していこう!
成長の様子を見ながら、少しずつ調整していくのが失敗しにくいコツだと思うよ!
摘果(最終)
2回目の摘果からさらにしばらくして、6月下旬・・・




6月下旬ごろになるとだいぶモモらしくなってくるね。
そろそろ最終摘果を行って果実を間引いていこう。
最終摘果は着果量の調整というよりも、樹上選果の意味合いが強いかな。
最終着果量を意識しながら、より美しい果実を選んでいこう!



正直、ここまで成長させてから摘果するのは、養分がもったいないけれど、
段階的に、少しずつこまめに摘果した方が失敗しにくいから、
家庭果樹ではこのくらいの段階で摘果を分けた方が良いと思っているよ。
最終摘果後、7月上旬の様子


収穫適期の様子



家でもこれだけの品質のモモが栽培できるんじゃな!

ポイントを押さえれば意外と簡単だよ。
ベランダや軒下で「雨よけ」栽培できれば病気の発生リスクも抑えられるしね。
だから、紹介しているモモは無農薬栽培だよ。
栽培ガイド
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と思ってくれた方は、ぜひ栽培ガイドをご覧ください!
栽培のポイントを細かくまとめています!

