キウイ

鉢植えキウイ栽培 栽培ガイド

yakumokaju

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作業適期は春と秋!

植え付け

植え付け適期は春と秋がありますが、春先(2月下旬~3月上旬)をおススメします。

果樹の植え付け適期とは「根っこを傷つけにくく、植え付け後に根っこの成長が旺盛になる時期」です。

春先は「根っこを傷つけにくく、根っこが活動を開始する直前」です。

一般に11月下旬~3月上旬がキウイの植え付け適期とされます。

その中でも2月下旬~3月上旬をおススメしています。

※寒冷地では3月上旬がおススメです。

植え付け作業

①鉢底石を敷く

※鉢底石は赤玉土の(中)または(大)でも問題ありません。

②培養土を敷く

可能な限り苗木が「浅植え」となるようにギリギリを狙いましょう。

根っこは下へ下へ伸びます。

「浅植え」とすることで根っこの生育スペースを最大限確保することができます。

培養土は「果樹専用の培養土」を使用しましょう。

「果樹専用の培養土」ではなく、「花・野菜用の培養土」を使用する場合は、「赤玉土」をブレンドし、水はけを良くした土を使用します。

③苗木の植え付け

「根っこを傷つけないように」「根っこが渦巻かないように放射線状に広げるイメージ」で植えつけます。

ポット苗木の場合はポットから取り出したら根っこを傷つけないようにそのまま優しく植えつけます。

※根っこはほぐした方が良いとされていますが、慣れないうちはそのまま植え付け方が失敗しにくいです。

④肥料・水やり

ゆっくり溶け出す緩効性肥料を使用しましょう。

鉢植え栽培では養分の流亡(養分が鉢から流れ落ちていくこと)が起きやすいため、速効性肥料は植え付け時の肥料に不向きです。

散布量は肥料にもよりますが、10号鉢の場合「軽く一握り」程度で大丈夫です。

「足りなければ、都度足してあげる」ぐらいで「少し少なめ」が肥料のポイントです。

⑤苗木の切り返し

植え付け出来たら、苗木を切り返しておきましょう。

苗木を切り返し、芽の数を減らすことで、苗木の貯蔵養分を少ない芽に集中させ、春から生育のスタートダッシュをきります。

芽数と供給養分の関係イメージ

苗木にはわずかな養分しか貯蔵されていないため、少ない養分を分散させるよりも、集中させた方が生育が良い。

必ずオス・メスの両方を植えつけましょう。

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やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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