今回はあまり知られていない果樹栽培の技【芽傷処理】についてお話していくよ!
知っているのと知らないのではかなり差が出ると思うよ!
動画の方が分かりやすいかも!↓↓
「果樹栽培おススメアイテム」もまとめているから、よければ見てみてね!↓↓

芽傷処理ってなんや?
多くの果樹品目が持っている特性【頂芽優勢】を抑える技だよ。
百聞は一見に如かず! まずは芽傷処理の有無が果樹にどう影響するかを見てみよう!
春先のイチジク発芽状況の比較【左:芽傷処理有り 右:芽傷処理無し】

芽傷処理有りのイチジクはまんべんなく発芽しとるが、芽傷処理無しのイチジクは先端部以外はほとんど発芽しとらんな。
芽傷処理でここまで発芽率が変わるんか!こりゃ、やらにゃ損だな!
↓
5月の生育状況の比較【左:芽傷処理有り 右:芽傷処理無し】

比較すると生育の差は一目瞭然やな。
これが芽傷処理の効果だよ。
頂芽優勢の影響を抑えることで。先端部以降の発芽を安定させる効果があるんだ。
頂芽優勢とは
枝の先端部から分泌される植物ホルモン「オーキシン」によって、先端部以降の芽(側芽)の成長が抑制される現象。
芽傷処理の効果はなんとなく分かったんやけど、具体的にはどんなことするん?
芽の先端部側に軽い傷を入れるだけだよ。
先端部から分泌される「オーキシン」の供給を物理的に切断することで、発芽抑制が起きないようにするんだ。


写真や文章だとイメージしにくいと思うから、動画も見てみてね!
動画見たらイメージついたわ。
作業自体はめっちゃシンプルやな!
大事なのは作業時期と道具か。
そのとおり!さすがおっちゃん!
道具は色々あるけど、↓↓がおススメかな。動画でも使ってるやつだね。
作業時期は地域や品目によるけど、
【休眠期の芽が動き出す前(2月中下旬)】が一つの基準だね。
芽傷処理
枝先端部以降の発芽を安定させるために行う処理。
時期は休眠期の芽が動き出す前:2月中下旬(地域によります)
果樹栽培をしていると「この芽が発芽してればなぁ・・・」って時があるけど、芽傷処理を知っていれば、その悩みからサヨナラできるね。
知っているのと知らないのでは差が出る技術。
ぜひ試してみてね!
他にもおススメアイテムをまとめて紹介しとるで!
見てみてや!
