レモン 四季咲き性について

yakumokaju

今回はレモンの変わった特徴「四季咲き性」について語っていくよ

四季咲きとは?

開花期が定まっていないことです。

レモンでは主に

①5月(春花)

②7月(夏花)

③9~11月(秋花)

の年3回開花します。

ここで注意点!

9~11月に開花したものは結実しても、ほぼ収穫できません。

秋花のレモン とても小さく品質も悪い

開花時期と果実品質

①5月(春花):果実品質が最も優れる。

②7月(夏花):春花に劣るが利用可能。

③9~11月(秋花):品質は悪い。まれに越冬できた果実が翌夏に収穫できる。

5月の春花を大切にするとして、悩むのは7月の夏花の扱い。

夏花の管理

●5月の花(春花)が少ないなら、残す。

●5月の花(春花)が多いなら、積極的に摘み取る(摘花)

レモンの果実は6月~7月が最も成長するんだ。

つまり、それ以降に開花した夏花の果実はあまり大きくならないってこと。

春花がたくさん咲いたなら、夏花は積極的に間引いていこう。

春花が少ないときは、残して活用していこう。

秋花は残していても養分の浪費になるから、基本的に間引くよ。

秋花の管理

●基本的に間引く

もったいない気がするかもしれないけれど、結局収穫できないし、木への負担も大きいから迷わず摘み取ろう!

ということで、今回はレモンの四季咲き性についてでした。

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やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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