今回は「プランターリンゴ栽培(植え付け2年目)のせん定」についてざっくり語っていくよ。
リンゴ栽培のまとめはこの記事をチェック!
せん定の時期と目的
■時期
1月~2月下旬
※落葉直後のせん定はおススメしません。
葉で作られた養分は貯蔵養分として幹・根に蓄えられます。
その養分移動には1か月程度必要です。
■目的(植え付け2年目のせん定の場合)
〇樹形の調整(骨格となる主枝の育成)
せん定の作業手順(概要)
鉢植え栽培(植え付け2年目)のせん定はとてもシンプルです。
〇骨格枝の伸びすぎた部分を切り縮める
〇骨格枝から発生した枝をせん定する。
だけです。
エスパリエ仕立ての場合、植え付け2年目にはある程度樹形が完成しているから、せん定もシンプルだね。
①せん定作業前
↓
②予定より伸びた骨格枝を切り縮める&骨格枝から発生した枝も切り返す。
木の骨格をどこまで大きくするかは植え付け容器の大きさや好みによるからここではノーコメント!
あとは骨格枝から発生した枝をせん定すればOK!
骨格枝から発生した枝のせん定基準。
●花芽が着いている場合:
花芽まで(先端が花芽となるように)切り返す。
●花芽が着いていない場合:
1~2芽残しで切り返す。
花芽と葉芽の見分け方はすごいざっくり言うと、
ふっくらしているのが花芽!
シュッとしているのが葉芽!
↓
③切り口の保護
切り口からの乾燥防止として木工用ボンドまたはトップジンMペーストで切り口を保護するとよりGOODです。
木工用ボンドは木にとって「ばんそうこう」のようなもの。
トップジンMペーストは木工用ボンドに殺菌剤が練りこまれたものだね。
可能ならトップジンMペーストを使いたいところ。
あわせておススメのせん定バサミについてもご紹介!
女性は小さめのNO.101
男性は通常サイズのNO.103
がおススメ。
剪定ばさみはホームセンターにいろいろと安価なものがありますが、剪定ばさみは果樹栽培の道具の要です。
しっかりしたものを選んだ方が「怪我もしにくく」・「手が疲れません」
せん定後の様子はこんな感じ!
いよいよ植え付け3年目。3年目からは収穫を意識した枝管理をしていくよ!
●植え付け2年目のせん定はとてもシンプル!
「骨格枝を予定の位置まで切り縮める」・「骨格枝から発生した枝を切り返す」
今回は「リンゴ(植え付け2年目)のせん定」についてざっくりご紹介しました。
このシンプルさは枝管理がシンプルなエスパリエ仕立てなれではかもね。
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