ブドウ

デラウェア ジベレリン処理(2回目)の方法

yakumokaju

この記事では、デラウェアの房づくり必須作業「ジベレリン処理(2回目)」について紹介していきます。

  1. ジベレリン処理とは?
  2. ジベレリン処理(2回目)の作業時期
  3. ジベレリン処理(2回目)の方法
  4. ブドウ栽培ガイド

この記事はYoutube「果樹栽培ch」と連動しています。

動画の方が作業の雰囲気は伝わりやすいかもしれません。

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ジベレリン処理とは?

「植物ホルモン:ジベレリン」で

①着果を安定させ、無核化(種無し化)

②果実肥大

させる処理です。

この記事で紹介する、2回目のジベレリン処理の目的は②【果実肥大】です。

ジベレリン処理を行うことで、種の無い大きな果実を育てることができます。

1回目のジベレリン処理についてはこちら!
デラウェア ジベレリン処理(1回目)の方法
デラウェア ジベレリン処理(1回目)の方法

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ジベレリン処理(2回目)の作業時期

満開約10日後

一般的には果粒の大きさが、小豆~大豆位の大きさの時期が適期とされています。

作業時期は大切なポイント!

適期に作業しないと、果粒肥大や果粉の着生が悪くなります。

↑の房は果粒肥大が斑でいい見本ではないけれど・・・

房下部分の果粒は小豆~大豆大位の大きさだね。

満開約10日前後で、房全体の果粒がこのくらいの大きさになっていれば、作業適期だよ。

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ジベレリン処理(2回目)の方法

①ジベレリン液の調整(ジベレリン濃度100ppm)

デラウェアの場合、ジベレリン濃度100ppmに調整します。

粉末(ジベレリン50㎎)小袋を水500mlに溶かせば調整完了です。

使用するジベレリン製品によって、溶かす水の量は異なります。

必ず、取扱説明書を確認してください。

ジベレリン粉末(50㎎)を・・・

水500mlに溶かす

②ジベレリン処理

房をジベレリン液に浸漬させればOKです。

ジベレリン液が房に長時間絡みついたままだと、跡が残ることがあります。(これをジベレリン焼けと言います。)

ジベレリン液に浸けた後、房に絡みついたジベレリン液を、軽く弾き飛ばしておきましょう。

露地栽培(雨が当たるむき出しの場所での栽培)の場合、ジベレリン処理は雨の日にはできません。

雨の日はジベレリン液が流れちゃうからね。

つまり、露地栽培の場合は、ジベレリン処理は開花状況と天候条件が重ならないと、上手くいかないってこと。

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ベランダや軒下で雨除けできるし、房の状況確認やジベレリン処理もサッとできるしね。

鉢植え栽培についてはこちら!
鉢植えブドウ栽培 あんどん仕立て【仕立て方ガイド】
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プランター栽培についてはこちら!
ブドウ(一文字カーテン仕立て)【仕立て方ガイド】
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やくも果樹研究所 所長(中の人)
やくも果樹研究所 所長(中の人)
元果樹専門 農業技師
根域制限栽培を中心に研究中。

農業技師時代の専門はカキ・イチジク・ブドウ
好きな果物はキウイ・洋ナシ
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