今回はシャインマスカットの房づくり 必須作業「摘粒と袋掛け」についてざっくり語っていくよ。
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摘粒作業(2回目)とは?
「ジベレリン処理(2回目)」後、房型のイメージが出来上がってくるんだけど、摘粒作業(1回目)で調整しきれない場合は2回目の摘粒作業を行うよ。
1房当たりの果粒数・房型をもう一度整えるんだ。
熟練農家さんは1回の摘粒でバシッと調整できるんだけど、家庭果樹の場合は少しずつ調整していく方が失敗しにくいよ。
摘粒作業(1回目)はこの記事をチェック!
作業の流れはこんな感じやな
【摘粒例①】
【摘粒前】
↓
【摘粒作業】
↓
【摘粒後】
摘粒例②
【摘粒前】
↓
この房は房内部に入り込んでしまった果実があるね。
こういった果実は大きくなるにしたがって房内部で圧迫されて割れてしまったり、房型を乱すんだ。
まだ取り出せるうちに摘粒で取り除こう!
【房内部に入り込んでしまった果実】
あとは生育が明らかに悪い果実も取り除こう。
こういった果実は結局あまり大きくならないからね。
【生育の悪い果実】
↓
【摘粒後】
2回目の摘粒は果粒数を間引くっていうよりも「房型を整える」意味合いが強いね。
作業について詳しくはこの動画をチェック!
摘粒 の時期
ジベレリン処理【2回目】後 10日以内
※可能な限り早めに行います。袋掛けを早く行うためです。
動画のようにジベレリン処理2週間後に作業せず、早々と作業した方がいいね。
じゃあ、早う作業しいや
勤め人はなかなか適期に作業が難しいんだよ・・・
あくまでも作業時期は参考程度に考えて!
袋掛けについて
アザミウマ(スリップス)などによる果実の汚れ・病気を防ぐために行います。
ジベレリン処理(2回目)&摘粒が完了次第、薬剤防除を行い、直ちに作業します。
作業の流れは上の動画を見るとイメージしやすいよ。
写真も載せとくね。
↓
↓
↓
【袋についている針金部分でねじって固定】
↓
【完成!】
↓
【止め口はこんな感じ】
袋の口元はしっかりね!
よく袋掛け失敗の相談をいただくけれど、その多くが止め口が緩いことによる雨水流入によるカビ・病気被害なんだ。
シャインマスカット用の果実袋は一般的に「緑色」が多いけれど、果皮色の黄化や「かすり症」を押さえたい場合は「青色」の果実袋がおススメ!
より美しい房に仕上がると思うよ!
●美しいブドウづくりには必須作業
●摘粒作業はジベレリン処理(2回目)が終わった後、
2週間以内には行いたい。
●シャインマスカット1房の理想的な着粒数は35-40粒。
これを目指して、摘粒する
●摘粒が終わったら薬剤散布→袋掛け。
薬のバリア+果実袋による物理バリアで房を守ろう。
ざっくり言ってしまうと、こんな感じ!!
今回は「シャインマスカット 摘粒(2回目)・袋掛け」についてご紹介しました。
前の作業「ジベレリン処理【2回目】」についてはこの記事をチェック!
次の作業は房形最終チェックと仕上げ摘粒!